坪田 譲治 「子供の四季」

坪田さんは、童話作家として有名。
こちらの物語は、親に勘当された夫婦が、
牧場を経営していたのですが、
借金が払えず、勘当された父親の会社までが
乗っ取られそうになります。
夫婦には善太と三平と言う小学生の兄弟がいます。
苦しい家庭の中でお父さんが亡くなってしまいます。
牧場経営も厳しく借金もあり、
善太と三平は、
学校を休んで牛乳配達などの家の仕事を懸命に手伝いますが、
ますます家族は追い込まれる暮らしぶりに・・・。
そんな中でも物語で描かれる子供達が大変活発で
自然で伸び伸びしています。
勘当されたままでありましたが、祖父の小野老人は
自宅へ親子を引取り、会社乗っ取りを企てる親族と闘います。
そんな大人と子供の平行となる線が、子供達により結ばれます。
善太と三平の純粋で優しく逞しい姿が清々しく描かれています。
この物語は、坪田さんの肉親の実話を基に描かれたそうです。
善太や三平も実在した兄弟だそうです(^^)
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