柴田 哲孝 「デッドエンド」

ハードボイルドミステリーです。
笠原武大、41歳、東大経済学部卒。
彼は妻を殺害した罪で無期懲役で服役中だった。
だが彼は「ある目的」の為に
たった独りで高さ3.5メートルもの塀を乗り越えて脱獄する。
彼の逃走の手助けをする看護師有美子と笠原の娘萌子が
この物語に重要な役割を果たす。
笠原の目的とは何か。
笠原を亡き物とする為に娘萌子を誘拐する黒幕たちとの攻防が
臨場感に溢れていて読みながらだんだん前のめりになりました(笑)
最近読んだハードボイルド系ではイチオシです。
特に、まだ中学生の娘萌子の活躍が
父親である笠原の真の目的達成のカギとなります。
頭脳対頭脳。
コンピューターを操るのは大人だけじゃない。
子供を侮るなかれ。
ページをめくる手が早くなる物語でした。
一気読みしたくてお風呂にも持ち込んで読んだ程。
お蔭でフニャフニャ湿っぽくなってしまいました(笑)
笠原の出身が宮城県仙台市という設定が何とも良かったです(^^)。
いつもありがとうございます

スポンサーサイト