松浦弥太郎 「自分で考えていきよう」

「どんなことでも楽しむための工夫をしてみる。
工夫をするとコツが見つかる。
コツは魔法となって、
わたしたちの暮らしをきっと美しくしてくれるだろう。」
◆仕事を楽しくする方法
◆人づきあいのきほん
◆食べ物の味わい方
◆大人の服の選び方
◆50歳からの幸せな生き方・・・など
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日本蕎麦は音を立てて「すする」のが普通。
しかしある名高い東京の老舗蕎麦屋のご主人が、
「蕎麦はわざわざ音を出してすすって食べるのが
良いとされているけれど、それは違う。
すすることでうまくなるうんちくがあるらしいけれど、
単に蕎麦は、食べる時にすする音が出てしまっても
許される料理とされて来ただけ。品良く食べるのが良い。」
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日本料理のお椀の掟。
料理人としてはとにかくお椀が本題。
あつあつのお椀を召し上がって頂きたい。
お椀が出たら、どんなに大事な話しをしていても、
それはひとまずおいて、
お椀をいただかなければならないという掟がある。
最初に出す、つきだしとか、
先づけというようなものは、
まさにあつあつのお椀を
美味しく食していただくための
前準備のようなものである。
ということで、日本料理における、
お椀の掟は守らなくてはいけない。
「お熱いうちにどうぞ」とはそういう事。
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暮らしの手帖初代編集長、
花森安治さんが残した実用文十訓。
①優しい言葉で書く。
②外来語はさける。
③目に見えるように表現する。
④短く書く。
⑤余韻を残す。
⑥大事なことは繰り返す。
⑦頭ではなく、心に訴える。
⑧説得しようと理詰めで話しを進めない。
⑨自己満足をしない。
⑩一人のために書く。
たどたどしくはあったとしても、
読んだ人の心にいつまでも残る文章は、
ありうると、この十訓は教えてくれている。
いつもありがとうございます
