青山 美智子 「猫のお告げは樹の下で」

猫と付くとついつい手に取ってしまいます。
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短編7つのお話。
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迷いや悩みを抱えている人が、
その神社を訪れると黒猫「ミクジ」に会えるかも・・・
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ミクジはタラヨウの葉を
その悩んでいる人へ渡します。
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葉の裏にはそれぞれの悩みに対する
「ヒント」が記されていました。
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答えではなくヒント。
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そのヒントをもとに
自分で考え努力し解決して行くというもの。
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ミクジはいつもその神社にいるわけではありません。
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飼い猫でもありません。
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神社に拝礼して礼儀を重んじた人に
ミクジが現れます。
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何気に宮司さんも
ミクジに悩みを聞いて欲しいという所がクスっとします。
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優しい流れとストーリーがほっこりさせてくれる物語です。
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迷い悩んでいたら我が家の猫さんもヒントをくれるかも(^^)
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表紙はミニチュア作家の田中達也さんです。



いつもありがとうございます

青山 美智子 「木曜日にはココア」

「マーブル・カフェは静かな住宅街の隅にある。

川沿いの桜並木がちょうど終わるあたりで、

大木に隠れるように建っている小さな店だ。」

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出だしから光景が目に浮かぶなぁ〜

これだけで

このカフェに行って見たいと思わせるなぁ〜

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物語はこのカフェに訪れるお客様や

リンクする人それぞれの人生を

優しく描いている12のお話しです。

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いつも木曜日に来て、

必ずココアを注文する女性。

カフェの店員である青年は

名前も知らないその女性に恋をします。

その人を密かに

「ココアさん」と呼んでいます。

青年とココアさんの静かで優しい想い合いは、

物語の最後にとても素敵な表現で描かれています。

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12個のお話は、

親子、友達、職場の事、絵描き、

そして結婚して50年のご夫婦も登場します。

ゆったり流れる時間に「色」がポイントとなって

彩りを与えている素敵な本でした。

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表紙は朝ドラ「ひよっこ」でも登場した

ミニチュアアート作家の田中達也さんです。



いつもありがとうございます