fc2ブログ

瀬尾 まいこ 「君が夏を走らせる」

君が夏を走らせる
ろくに高校に行かず、
かといって夢中になれるものもなく日々をやり過ごしていた大田のもとに、
ある日先輩から一本の電話が入った。

聞けば一ヵ月ほど、一歳の娘鈴香の子守をしてくれないかという。

断り切れず引き受けたが、
泣き止まない、
ごはんを食べない、
小さな鈴香に振り回される金髪少年はやがて──。

きっと忘れないよ、ありがとう。
二度と戻らぬ記憶に温かい涙あふれるひと夏の奮闘記。(あらすじより)

・・・・・・・・・・・・・・

16歳のやさぐれ少年と

1歳10ケ月のやんちゃ鈴香ちゃん。

もともと心根のやさしい真面目な大田君の

ちっちゃい鈴香ちゃんの為に一生懸命な姿が

とても面白く、そして感動します。

・・・・・・・・・・・・・

まだ言葉も覚束ない鈴香ちゃんの

難解な言葉に振り回される大田君。

学校の勉強よりも真剣に頭を使って

解読しようとするのがクスっとしました(^^)

・・・・・・・・・・・・・

鈴香ちゃんとの細かいやりとりの繰り返しが

何度も同じように続くので、

もう少し短い物語にしても十分感動すると思いました。

・・・・・・・・・・・・

一ヶ月だけの鈴香ちゃんとの日々は

大田君にとってこれからの人生に

大きく大事な経験になったと言う

前向きな可愛い物語でした(^^)






いつもありがとうございます
スポンサーサイト



瀬尾 まいこ  「その扉をたたく音」

その扉をたたく音

題名がシリアスな雰囲気ですけど

内容は優しくユーモラスにそしてホロリ切なく描いています。

・・・・・・・・・・・・・・

ミュージシャンを目指している

無職で実家からの仕送りで暮らしている宮路青年29歳。

・・・・・・・・・・・・・・

ある老人ホームでボランティア参加した宮路青年。

ギターの弾き語りの演奏。

その時に同じくサックス奏者の渡部君25歳と知り合う。

渡部君はその老人ホームの介護士。

・・・・・・・・・・・・・

入居者のお一人水木ばあさんからは

「おい、ぼんくら」と呼び捨てされて

何だかんだと買い物の用足し要員にされる宮路君。

・・・・・・・・・・・・・・

この水木ばあさんが

とても魅力的で名言バシバシ言います。

・・・・・・・・・・・・・・

金を残しても仕方ないと

他の仲良し入居者の分もお金を出す水木ばあさん。

・・・・・・・・・・・・・・

宮路くんは

「ばあさん、金のことはきちんとしようぜ」と言うと・・・

・・・・・・・・・・・・・・

水木ばあさん「金を稼いでないやつが言うと、

恐ろしく説得力がないね」と言う(笑)

・・・・・・・・・・・・・・

いつかは皆んなとお別れする事は分かっていても

それが現実となり、宮路青年は深く悲しみます・・・

・・・・・・・・・・・・・・

そこからの宮路青年と

サックスの渡部君と

ホームの人たちの希望が描かれていて

読後切なくも希望にあふれた気持ちとなりました。

・・・・・・・・・・・・・・・

水木ばあさんや

他のご老人や

渡部君の言葉に

線引き沢山しちゃいました(^^)

・・・・・・・・・・・・・・

お勧めの本です(^^)





いつもありがとうございます

瀬尾 まいこ 「あと少し、もう少し」

2022041701.png

中学生の寄せ集め駅伝選手の物語。

瀬尾さんは、こういう青春物語が上手いなぁ~

6人の駅伝選手の一人一人が個性的で輝いている。

顧問の先生まで未経験の頼りない先生だけど

実は奥深く皆んなをとりまとめて

それぞれの能力を引き出している優れ者。

1区から最終6区に章を分けて

それぞれの区の走者の物語を描いています。

一見バラバラだった6人。

1区から2区へタスキをつなぐと

次の選手の物語が始まる。

最終区に行きあたるにつれて

選手一人一人が熱く充実した思いと

連帯を気持ちよく描いています。

・・・・・・・・・・・・・

丁寧な人物描写と中学生象が

清々しくて可愛いです。

複雑な家庭環境の選手もいます。

自分だけ辛い思いとか、

自分の家庭環境への劣等感とか、

それぞれが表には見えない姿を

駅伝選手の仲間になった事で

自分を飾らず思いをさらけ出せるんだと安心します。

・・・・・・・・・・・・・・

単行本も良いけど文庫本は

あとがきや解説があるので好きです。

今作品の解説は「三浦しをん」さんでした。

この解説がとても今作品の良さを端的に表現していて

作品の良さを更に引き出していると思いました。





いつもありがとうございます
プロフィール

cn7145

Author:cn7145
生れも育ちも仙台。外見も性格もとても地味。物があふれているのが苦手。食べ物の好き嫌いほぼ無し。本と猫好き。好きな言葉「喫茶喫飯」。

カレンダー
07 | 2022/08 | 09
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
日記
4215位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
その他
1710位
アクセスランキングを見る>>
最新コメント