瀬尾 まいこ 「君が夏を走らせる」

ろくに高校に行かず、
かといって夢中になれるものもなく日々をやり過ごしていた大田のもとに、
ある日先輩から一本の電話が入った。
聞けば一ヵ月ほど、一歳の娘鈴香の子守をしてくれないかという。
断り切れず引き受けたが、
泣き止まない、
ごはんを食べない、
小さな鈴香に振り回される金髪少年はやがて──。
きっと忘れないよ、ありがとう。
二度と戻らぬ記憶に温かい涙あふれるひと夏の奮闘記。(あらすじより)
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16歳のやさぐれ少年と
1歳10ケ月のやんちゃ鈴香ちゃん。
もともと心根のやさしい真面目な大田君の
ちっちゃい鈴香ちゃんの為に一生懸命な姿が
とても面白く、そして感動します。
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まだ言葉も覚束ない鈴香ちゃんの
難解な言葉に振り回される大田君。
学校の勉強よりも真剣に頭を使って
解読しようとするのがクスっとしました(^^)
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鈴香ちゃんとの細かいやりとりの繰り返しが
何度も同じように続くので、
もう少し短い物語にしても十分感動すると思いました。
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一ヶ月だけの鈴香ちゃんとの日々は
大田君にとってこれからの人生に
大きく大事な経験になったと言う
前向きな可愛い物語でした(^^)
いつもありがとうございます

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