fc2ブログ

篠 綾子  「江戸寺子屋薫風庵」

IMG_6164_202305231209021ef.jpg

 
今で言う所の塾の先生物語。

お父さんが数学の先生だったんだけど、

ある大事な試験の問題用紙を

生徒の一人が盗み見したと思い叱責。

生徒は見ていない誤解だと主張。

お互いが噛み合わないうちに、

ある晩、生徒に会いに言った父親が帰らず・・・

翌日父親と生徒が

溺死しているのが発見される・・・

真相は分からず・・・

で、一家お取り潰しにあって、

ほどなく母親が病死・・・

娘は妙春となり尼さんになります。

その尼寺で薫風堂と言う名の寺子屋を営み

子供たちと共に成長する物語。

ほのぼの系かなぁと思っていたけど、

ある事件勃発で、

何やら方向性がイマイチになって行きます・・・

えっ?その人がそんな風になる設定?

という感じの終わり方で、

う~ん何か無理やり奇をてらった流れにしようとしている感じで

読後感は不満足かなぁ。

説明的文章が多くて

情景が思い浮かばなかったなぁ・・・






いつもありがとうございます
スポンサーサイト



仙台の佐藤厚志さん芥川賞受賞!   2023.1.19(木)

https://news.yahoo.co.jp/pickup/6451123

『第168回芥川龍之介賞・直木三十五賞』で

仙台在住で書店員さんの佐藤厚志さんが

芥川賞を受賞しましたね!

素晴らしい~!

佐藤さんは、ワタクシの友人のご親戚さん。

以前「象の皮膚」と言う作品の時に

直接書店でお会いしてサイン頂きました!

象の皮膚2





象の皮膚

・・・・・・・・・・・・・・

今回の受賞で、仙台の書店も本好きさん達も

盛り上がりますね!

早速、友人に祝福のラインを送りましたが

知らなかったみたい・・・

しかも全く本に興味のない人だから

芥川賞の素晴らしさもピンと来てない模様・・・

取り敢えず大変名誉な事である事は理解しているようですが・・・

・・・・・・・・・・・・・・・

いや~嬉しいなぁ~

知っている人がこんな素晴らしい賞を受賞した事が

リアル感を感じます!

・・・・・・・・・・・・・・

受賞作品は『荒地の家族』

早速チェックしようっと!








いつもありがとうございます

斎藤孝 「小学生なら声に出したい音読366」

IMG_5811.jpg

俳句・短歌・文学の一節・詞・ことば遊び・古文・ことわざ・四字熟語・名セリフ・・・

多ジャンル。

IMG_5814.jpg


有名な小説の一節などは懐かしくも覚えておこうと思いました。

そんな中、ミュージシャンの歌詞も解説と共に掲載。

伊勢正三・米津玄師・常田大希(King Gnu)・藤井風・

そして宮本浩次(エレファントカシマシ)の5人が文豪達に挟まって堂々掲載。

藤井風さんも米津玄師さんも「元気を出して前に向かおう」の励ます歌。

明るくてリズムの良い語感に声に出して読むと言う意味が分かりました。

宮本さんの詞は切ない心情を斎藤先生が優しく解説しています。

エレファントカシマシ「今宵の月のように」。

明るいのは太陽、輝くのは月。

真っ暗な夜空と、何もかもうまくいかない自分の心の暗さで、月がまぶしく見えた。

あの月のように、いつかかがやけるはずと自分をふるいたたせていると解説。

IMG_5812.jpg


イラストも掲載されていて小学生だけではなく、

読書苦手系の人にも端的に短く優しく読めるようになっています。

声を出すって大事だなぁと感じました。

とてもオススメの本です。





いつもありがとうございます

瀬尾 まいこ 「おしまいのデート」

瀬尾まいこ おしまいのデート

5つのデートと言う名の出会いとお別れの短編物語。

切ない物語もあり

未来ある明るいお別れもあり

ワンちゃんも出て来たりと

可愛い物語ばかりでした。

・・・・・・・・・・・・・

中でも表題の「おしまいのデート」が良かった。

両親の離婚。

母方と暮らす娘が月に一度父親と会う。

父親の再婚を期に父親の代わりに

おじいちゃんと会う方向に。

おじいちゃんとの月に一度のデートも

母親の再婚を期に「おしまいのデート」となる。

おじいちゃんとの会話も和むけど

母親が再婚する相手の連れ子の男の子が可愛い。

雨が降って来ておねえちゃんを迎えに行く場面が

それぞれの家庭のこれからの倖せを描いていて

とっても気持ちが明るくほっこりしました。





いつもありがとうございます

佐藤 厚志 「象の皮膚」

2021071001.png

第三十四回三島由紀夫賞候補作品。

仙台の現役書店員作家さん。

第49回新潮新人賞受賞者。

・・・・・・・・・・・・

五十嵐凜、非正規書店員6年目。

アトピーの痒みにも変な客にも負けず、

今日も私は心を自動販売機にして働く。

・・・・・・・・・・・・・

小さい頃から全身の重度のアトピーで

好奇の目やいじめにあって来た女性の物語。

・・・・・・・・・・・・・

爽やかな流れとはいきませんでしたが、

現実を受け入れ社会に溶け込み、

自分のやれる事を精いっぱいやっている姿を

描いています。

・・・・・・・・・・・・・

仲の良い友人との推し活の趣味への

行動の場面は、

今までの流れの中で唯一「凛」本来の

歳相応の活発で可愛いと思えるシーンでした。

所々クスっとした程(笑)

・・・・・・・・・・・・・

仙台駅前の一番賑やかな場所の書店での仕事。

お客様と言いたくない迷惑な輩や

クレーマー・粘着者などへの対応に奮闘する凛。

・・・・・・・・・・・・

それにしても小さい時からの全身のアトピーの

凄まじい葛藤に臨場感があり、

また、家族自体も凛を煙たがるのが

切ないや不憫を通り越して怒りすら感じました。

現実って案外こんな事が多々あるのかも・・・

・・・・・・・・・・・・・

凛はこれからも自分の皮膚と折り合いをつけながら

生きていかなければなりません。

最後に凛は自分を全てさらけ出して

真夜中の公園を歩きます。

「私」の全てを世間に知って欲しい。

受け入れて欲しい。

そんな願いを表現しているようでした・・・

・・・・・・・・・・・・・

決して負の感情と流れだけではない

希望も強さも描いている作品でした。





いつもありがとうございます




佐藤 満春 「トイレの輪」

2020123003.png

生活に欠かせない大切な場所にもかかわらず、

トイレの話をすることはタブー視されてきました。

そんな状況を打開すべく、

トイレを愛する男・佐藤満春が立ち上がる!

各界の著名人と

様々な角度からトイレについて語り合う対談。

・・・・・・・・・・・・・・・・

新年第一弾読書がトイレのお話の本。

大切ですよ「トイレ」。

佐藤満春さんてお笑い芸人「ドキドキキャンプ」で

「24」のジャックバウワーのものまねする人の相方さん。

この人は掃除の鉄人。

休みの日はひたすら掃除。

専門業者さんで無給で手伝いに行って

勉強するってんだから只者ではありません。

この人から台所のシンク排水溝掃除を教えてもらいました。

とっても簡単で流れが良くなって助かっています。

単純な掃除。

シンクの排水溝に雑巾でもボールでも良いから

水が流れないよう蓋をして

約60度以内のお湯をシンク一杯にはる。

一杯になったところで蓋を取って

いっきにお湯を流すだけ。

一週間に一度位やると常に流れが良くなります。

洗剤もいらないし簡単。

・・・・・・・・・・・・・・・・

朝井リョウさんとの対談が面白かったです。

朝井さんはとてもお腹の弱い人。

行く先々でトイレを確保しないとどこへも出かけられない程。

男性ってお腹弱い人多いですよねぇ。

ワタクシもお腹弱いから気持ちが良くわかる。

朝井さんの恥ずかしげもなく語るお話に

終始クスクスしちゃいました(^^)

なくてはならないトイレに関するお話し。

ウォシュレットが普及していますが、

ここまで来るまでのご苦労に頭が下がります。

・・・・・・・・・・・・・・・

この本が面白いと母が現在読んでいます。

読了していない途中だったけど

たしかに面白いと思います(^^)





いつもありがとうございます

柴田 よしき  「お勝手のあん・あんの青春~春を待つころ~」

2020111601.png
第2弾。
・・・・・

品川宿に奉公に行った「お安(やす)」こと、

あだ名の「あんちゃん」の奮闘物語。

・・・・・

もっと面白くなっているかと思ったのですが、

イマイチでした・・・

・・・・・

若干15歳の「あんちゃん」の料理修行。

江戸でも10本の指にはいるだろうと言われた料理人

兄弟子「政一」から

「一番弟子」と認められた「あんちゃん」。

・・・・・

あんちゃんが優等生過ぎかなぁ・・・

紅屋での下働きをしながら

料理も学ぶんですが、

鼻が利くあんちゃんの優秀なこと・・・

・・・・・

貧しくて女衒に売られそうになったあんちゃん。

父親が博打で借金・・・

似たような物語が多いもんですから、

食傷気味でした。






いつもありがとうございます

坂井 希久子  「ほかほか蕗ご飯 居酒屋ぜんや」

2020072402.png

美しく魅力的な「お妙」が、

亡き夫の姉「お勝」と居酒屋「ぜんや」を営んでいます。

一つ一つの心のこもった料理の数々。

「みをつくし料理帖」が人気になってから

似たような作品が多く出ていますね。

物語の設定も似たり寄ったりで、

どこで勝負するかと言うと

登場する料理の工夫や人物像への魅力度ですかねぇ。

江戸時代のお料理ですから、

地味な和食がほとんどなのですが、

素材を活かし、丁寧な作り方を描いている作品は

実際作ってみようかなぁと思わせてくれます。

今回の作品は、短編になっているので読みやすいです。

よくある流れなので感動と言うよりも

癒される物語です。

肩の凝らないさら~っと気持ち良く読める物語でした(^^)




いつもありがとうございます

柴田 よしき 「お勝手のあん」

お勝手のあん


品川宿に奉公に行った「お安(やす)」こと

あだ名の「あんちゃん」の奮闘物語。

・・・・・

とても鼻が効き、

料理の素材や工夫にも活躍する「おやす」。

・・・・・

苦労する話や厳しい時代小説を続けて読んでいたので、

今回の物語はとても癒され

楽しく読み終える事が出来ました。

・・・・・

意地悪な人や悪い人が出てこないのも良いし、

店の旦那や若夫婦・料理人に女中さんなども

皆んな人情のある人ばかりで、

働き甲斐のある宿になっています。

・・・・・

料理の工夫も描かれていて、美味しそう~!

・・・・・

続編も出る流れになっているので、

これからも楽しみな一冊でした。

・・・・・

ミステリー作家と思っていた柴田よしきさんの時代小説、

セリフの流れも良くて上手だなぁと思いました。




いつもありがとうございます


重松 清  「さすらい猫 ノアの伝説」

2020012505.png

算数の授業中、

一瞬の早技で教室に飛び込んできた黒い猫。

首に巻かれた風呂敷の中には、

「あなたのクラスはノアに選ばれました!」

という手紙が。

自由気ままなさすらい猫が、

ちょっと困っている子どもたち、

悩んでいる大人たちに

思いださせてくれる大切なこととは。

不思議な猫が巻き起こす

小さな奇跡の物語。


・・・・・・・・・・・・・・・・

小学生・中学生向けですね。

文章が幼くて読みやすいんですが、

ストーリーがよくある流れ。

2つ物語が描かれています。

重松さんは友達・学校・家族について

大切なことを小説で教えて下さいます。

ドラマ向きのセリフや流れにしている感じ。

優しい物語なので読みやすいと思います。

・・・・・・・・・・・・・・

スタバで読了。

2020012506.png
屋外はさすがに誰もお客様はいませんでした。

店内は、満席。

時期的に学生さんの勉強する姿が多かったです。

コーヒーをオーダーする時いつもマグカップを注文。

今日は、店員さんが、

「お時間ゆっくりと店内で過ごされますか?

宜しかったら熱めのコーヒーも出来ます(^^)」

と仰って下さって、熱めのコーヒーにしてもらいました。

笑顔がとっても可愛い素敵な店員さんでした(^^)



いつもありがとうございます

サンシャイン池崎  「空前絶後の保護猫ライフ!池崎の家編」

サンシャイン池崎
「空前絶後の保護猫ライフ!池崎の家編」

20191125サンシャイン

お笑い芸人さんで大声張り上げてのパフォーマンスで人気の
サンシャイン池崎さん38歳。

俳優の斉藤工さんがものまねした事で
更に知名度が上がった池崎さん。

しかし、それよりももっと知名度が上がったのは
保護猫さんとの暮らしぶりをツンデレなつぶやきで
「裏アカウント」を設けてのツイッター。
フォロワーさんが40万人を超えているそうです。

・・・・・・・・・・

池崎さんのご実家は大変貧乏で有名。
テレビのドキュメントを拝見したのですが、
この時代には珍しい貧しさぶり。
昔懐かしい「バラック小屋」。
それでもご両親は何の不満もなく
当然のような暮らしぶり。
そんな経済的に貧しい暮らしでも池崎さんは
国立・大分大学工学部を卒業しています。

・・・・・・・・・・

小さい頃から猫好きだったそうですが、
お父さんが大反対で、
しかたなく野良猫と遊んでいたそうです。
ある時、バラック小屋の屋根裏で暴れる野良猫が
天井の板ごと部屋に落ちて来て
お父さんを直撃したという事もあったとか。
驚くお父さんを無視して
野良猫はお父さんのお腹の上で更に暴れたんだとか。
それが可笑しくて皆で大笑いしたそうです。

・・・・・・・・・・

こちらの本は、漢字にふりがなをふっているので、
小学生さんも読みやすいですし、
池崎さんの優しい人柄がうかがわれる文章となっています。

・・・・・・・・・・

初めて迎える猫さんとのきっかけ・
お見合い・トライアル・正式譲渡・
そして始まる風神くん・雷神ちゃんとの癒される毎日。

・・・・・・・・・・

ただ癒されるだけの表現ではなく、
脱走や誤飲・猫風邪の時の対応など
あえて失敗や今後への注意も描いています。

・・・・・・・・・・

池崎さんは、
保護猫ボランティア団体さんから迎えた
風くんと雷ちゃんをきっけに
ボランティア活動もしているそうです。

主に、成猫たちのハウス掃除・
餌のお世話・そして一緒に遊んだり
譲渡会でのお手伝いなどをして下さっているそうです。

・・・・・・・・・・

ちなみに池崎さんは、
テレビではあんなに大声あげていますが、
実際はとてももの静かで声も小さいので
猫さん達への悪影響はないそうです(笑)

ike.png


あっと言う間に読み終えてしまう楽しい本です(^^)
沢山の写真やイラストで読みながらニンマリします。

・・・・・・・・・・

最後にまた池崎さんのご実家のお話なのですが、
仕事で経済的に余裕が出てきた池崎さんは、
まずご両親へ仕送りをしているそうです。
そしてあの貧しかった家を建て直して
バリアフリーの暮らしやすい家をご両親へ建てたそうです。

お母さんは、いつも仕送りをしてくれる息子のお金は
貯金して一円も使っていないそうです。
理由は
「芸能界と言う職業はいつどうなるか分からないから、
将来の為に貯金している。
子供のお金は使えないよ。
親ってそういうもんでしょ」と言ったそうです。

・・・・・・・・・・

お勧めの本です(^^)

2019112502.png

池崎さんが描いた風くんと雷ちゃんのイラスト。
下手っぴぃですが、可愛いですねぇ(^^)





いつもありがとうございます

司馬 遼太郎 「人斬り以蔵」

20180907-11.png
幕末の混乱の中で、

劣等感から命ぜられるままに

人を斬る男の激情と苦悩を描く「人斬り以蔵」他、

変革期に生きた人間像に焦点をあてた8編。

・・・・・・・・・・・・・

「人斬り以蔵」

自己流の暗殺剣法を編み出し、

盲目的な殺し屋として

幕末の世を震えあがらせた

岡田以蔵の数奇な生涯。


・・・・・・・・・・・・・・

司馬遼太郎さんの殺陣の表現は大変臨場感があり、

人の死の儚さと殺伐さと凄惨さがひしひし伝わります。

以蔵のあまりにも悲しい最後と

身分に対する劣等意識が産んだ狂気が凄まじいです。



いつもありがとうございます

志賀 直哉 「随筆 衣食住」

三月書房より。
【三月書房の小型愛蔵本 。
1961年から56年以上ひっそりと着実な支持を得て出版され続けてきた三月書房の「小型愛蔵本」シリーズ。
しっかりと糸で綴られた本が、ひとつひとつ手仕事で丁寧につくられた函に収められた造本が魅力のひとつです。
多彩な執筆陣による珠玉の随筆が収録されています。】


012_20170322210337404.jpg
函から本を取り出す時に良さが実感できます。

するっと取り出せるんです。

絶妙の職人技です。




013_20170322210446bcc.jpg
函の背表紙文字は黒。

本体の背表紙は、銀色の文字刻印。

高級感が漂います。



022_20170322210642266.jpg
丁寧な手作業で製本されています。

一ミリの狂いもなく断裁され手縫いされ、

貼りつけされ、手触りが滑らかです。



021_20170322210725407.jpg
丁度文庫本サイズです。

本体は布張り。

函はザラっとした手触りの厚手紙です。


「小説の神様」と言われている志賀直哉の随筆集を

高級な本に一冊にまとまっています。

こだわりの本造りに感動します。

大事に読み大事に扱い大事に心に残るよう作られた

職人技の一級品と思います。

一冊2200円。

決して高い本ではないと思いました。

因みにワタクシは、中古本で購入でしたが・・・(^^)




いつもありがとうございます

坂木 司 「ウィンターホリデー」


ウィンター・ホリデー (文春文庫)ウィンター・ホリデー (文春文庫)
(2014/11/07)
坂木 司

商品詳細を見る


元ヤン&ホスト→宅配便ドライバーの父+しっかり者の小学生の息子
一人から二人、そして仲間と……大人気「ホリデー」シリーズ第二弾!

元ヤンキーで元ホストの大和と
突然現れたしっかり者の息子・進の
ひと夏の絆を描いた『ワーキング・ホリデー』、
その待望の続編!

冬休みに進がやって来るのを心待ちにしつつ、
自分の知らぬ間に女手一つで頑張っていた元恋人で
進の母親・由希子のことが気にかかって仕方ない大和。
しかし、クリスマス、お正月、バレンタインと
イベント盛り沢山のこの季節は、トラブルも続出で……。

・・・・・・・・・・・・・

元ヤンで元ホストで現在はハチさん便のドライバーの大和(ヤマト)
宅配ドライバーの大和(ヤマト)ってシャレっぽい(笑)

物語はすべて大和の一人称の語りで進む。
言葉使いも元ヤン風。
ですので軽い雰囲気の内容に思えがち。
しかして実態は・・・
ほのぼの泣かせるぜ!っていう箇所もあるし、
なるほどなぁと粋な箇所もあるし、
息子と元嫁のつながりが今後に期待できる雰囲気で
締めています。

犯罪まがいの事や事件という事件は出て来ません。
それぞれの心境で語られているのですが、
ちょっと息子進と元嫁さんと大和本人のストーリーが
足りないと思いました。
特に元嫁さんとの出合いから別れてしまった事についてが
もう少し濃い内容で綴られていても良かったのではないかしら。
お嫁さんのキャラがはっきりしない。

息子進に至っては、気を使い過ぎてもの悲しくなっちゃう。
親として大和も元嫁も情けないぞ!

続編があるとしたら、
もう少し事件性のある物語もあった方が
面白いと思いました。


いつもありがとうございます
プロフィール

cn7145

Author:cn7145
生れも育ちも仙台。外見も性格もとても地味。物があふれているのが苦手。食べ物の好き嫌いほぼ無し。本と猫好き。好きな言葉「喫茶喫飯」。

カレンダー
05 | 2023/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
日記
3084位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
その他
1266位
アクセスランキングを見る>>
最新コメント