篠 綾子 「江戸寺子屋薫風庵」

今で言う所の塾の先生物語。
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お父さんが数学の先生だったんだけど、
ある大事な試験の問題用紙を
生徒の一人が盗み見したと思い叱責。
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生徒は見ていない誤解だと主張。
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お互いが噛み合わないうちに、
ある晩、生徒に会いに言った父親が帰らず・・・
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翌日父親と生徒が
溺死しているのが発見される・・・
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真相は分からず・・・
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で、一家お取り潰しにあって、
ほどなく母親が病死・・・
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娘は妙春となり尼さんになります。
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その尼寺で薫風堂と言う名の寺子屋を営み
子供たちと共に成長する物語。
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ほのぼの系かなぁと思っていたけど、
ある事件勃発で、
何やら方向性がイマイチになって行きます・・・
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えっ?その人がそんな風になる設定?
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という感じの終わり方で、
う~ん何か無理やり奇をてらった流れにしようとしている感じで
読後感は不満足かなぁ。
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説明的文章が多くて
情景が思い浮かばなかったなぁ・・・
いつもありがとうございます

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