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益田 ミリ 「お茶の時間」

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イラストレーターの益田ミリさんのマンガエッセーです。

4コママンガのような端的に描かれた

ほっこりシリーズ。

今回はカフェでのお茶タイムでのひと時を描いています。

色んなカフェが描かれているのですが、

結構高級なカフェにも行っているミリさん。

ホテルのカフェラウンジでのイチゴショートケーキが3000円!?

ショートケーキです!

他もお値段にびっくらこいた場面あり!

カフェも色々ですねぇ・・・

そんな中やっぱりスタバが何度か出て来て

こちらが安心しちゃいました(笑)

カフェ内での人間観察や

自分と他人との比較と価値観を呟いています。

ミリさんは40代半ば

お若い世代も同世代も年配の世代も

色々感じる感性が言い得て妙と思いました。

そしてカフェあるあるのクスっとするお話も

共感出来て面白かっただす(^^)






いつもありがとうございます


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森 鴎外 「山椒大夫・高瀬舟」

2021122802.png

2022年新年一発目は

森鴎外の「山椒大夫・高瀬舟」。

表題の2作品を含めた短編11作品収録。

短い物語ばかりです。

・・・・・・・・・・・・・・

改めて再読すると

山椒大夫に至っては全く覚えていなかった。

姉弟が母親と引き離されて人買いに売られてしまう話。

・・・・・・・・・・・・・・

辛い日々を姉・安寿と弟・厨子王が

寄り添いながら必死に生きる。

姉は弟の為に身を犠牲にします。

弟はのちに人買いの元から逃げて

僧侶となり国守となります。

まず人買いを禁止する。

姉・安寿を懇ろに弔い、

身を犠牲にした沼の畔には尼寺が建てられた。

・・・・・・・・・・・・

引き離された母親との再会場面は

涙なくしては読めない程でした・・・

感動の物語でした。

・・・・・・・・・・・・

「高瀬舟」

弟殺しで罪人となり遠島の刑となった喜助。

罪人を乗せる高瀬船の中での喜助の

晴れ晴れとした姿に違和感を覚えた

同心の羽田庄兵衛がなぜそのように喜ぶのかと

聞くと・・・

辛くも愛する弟の為の安楽死を描いています。

「死に瀕して苦しむものがあったら、

楽に死なせて、その苦を救って遣るが好い」

これを「ユウタナジイ」(フランス語)と言うそうです。

つまり「安楽死」楽に死なせると言う意味。

深く考えさせられる物語でした・・・

・・・・・・・・・・・・・

森鴎外の美しい日本語の語り・表現が素晴らしくて

ストーリーに感動・言葉の表現に感動しました。




いつもありがとうございます


森 絵都 「出会いなおし」

20201012出会いなおし
6編の短編集。

綺麗な装丁画。

・・・・・・

出会いと別れそして再会。

『年を重ねるということは、
おなじ相手に何回も出会いなおすということだ。』

・・・・・・

恋愛物ではありません。

仕事のパートナーだったり、

夫婦だったり、親子だったり、同級生だったり・・・

中には闘牛士と牛の話もありました。

最後の「青空」と言う物語が良かった。

亡くなった妻が自分と息子を守ってくれるお話。





いつもありがとうございます

森 絵都 「リズム」

2019020302.png

小学生高学年にもスラスラと読みやすい物語。

講談社児童文学新人賞受賞作品。

近所に住むいとこの真ちゃんと「さゆき」。

さゆきは真ちゃんが大好き。

お嫁さんになりたい!

学校の事、友達の事、家族の事・・・

真ちゃんからの励ましが優しくほんわかします。

「自分の思うように動いたり笑ったりできなくなったら、
そのときはこのスティックでリズムをとってみな。
さゆきにはさゆきだけのリズムがあるんだから。」

「さゆきだけのリズム。
それを大切にしてれば、
まわりがどんなに変わっても、
さゆきはさゆきのままでいられるかもしれない。
いられるよきっと。」



いつもありがとうございます

森 鴎外 「高瀬舟」

IMG_5635.jpg

初めて読みました。

短い物語です。

男女の物語の雰囲気かと思いましたら全く違って、

罪人を乗せた船の物語でした。

遠島の罪で船に乗せられた者は皆、

悔やみきれない程に泣き泣き乗せられ、

しばし家族親類縁者と短い別れを船の中で過ごしたそうです。

その中に一人、弟を殺害した喜助と言う男だけは、

なぜか楽しそうに、遊山船にでも乗るような顔で乗っていました。

どうにも不思議に思った役人同心の庄兵衛は、彼に問いただします。

喜助の答えは、

「島へゆくということは、

ほかの人には悲しい事でございましょう。

しかしそれは世間でらくをしていた人だからでございます。

わたくしのいたして参った苦しみは、

どこへ参ってもなかろうと存じます。」

と言って、彼のこれまでの人生が語られるのですが、

なぜ弟を殺さねばならなかったか…

そこにはどん底の貧しさと苦しみと弟への愛がありました。

喜助の生涯を遠島で過ごす事の方が幸せで有難いと言う言葉に

人の運命の哀しさと辛さをしみじみ感じる物語でした。



いつもありがとうございます

宮越 郷平 「さくら坂」


001さくら坂.jpg




岩盤浴

炎の夜

師走の月

羅漢岳

さくら坂



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



同人誌「文芸秋田」に発表した作品の中から、

五編を選んだそうです。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「岩盤浴」

 
 乳房のひとつを切除した50歳少し前の人妻の、

湯治の2週間を描いた小説。

岩盤浴でいっしょになった元ラグビー選手の男と親しくなる。

だが、この男にもまた・・・

それが最後にわかるが、

たがいの身をいたわりあう暖かな雰囲気にひかれる・・・・。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「だって、ホイッスルが吹かれて、

ノーサイドになるまでは諦めてはいけないとおっしゃったのは、

北村さんじゃないですか。

それまでは死力を尽くすべきだった。

あたし、あの言葉でどれほど勇気づけられたことか・・・」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


みどりは、自分の命もあと半年であることは告げてなかった・・・

胸の奥底に押し込んだ。

月はもう中天にかかって冴えかえっていた。

夜気の中、地底から伝わってくる熱が心地よい・・・



プロフィール

cn7145

Author:cn7145
生れも育ちも仙台。外見も性格もとても地味。物があふれているのが苦手。食べ物の好き嫌いほぼ無し。本と猫好き。好きな言葉「喫茶喫飯」。

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