北 重人 「火の闇」
![]() | 火の闇 飴売り三左事件帖 (徳間文庫) (2011/09/02) 北 重人 商品詳細を見る |
金が、金のあるところにしか 回らない。盗人も横行、百姓が逃散する時代、家中の権力争いに巻き込まれ、武士を捨てた飴売り三左。顔はいかついが、笑顔は天下一品。腕が立ち、肝も据わり、頼りになる。市井のもめ事・難事件を鮮やかに処理。殺人事件の下手人捜しから、敵討ちの助っ人、よろず決着。 三左がなぜ、武士から飴売りになったのかといういきさつを描いた絶筆118枚の「火の闇」他、5編を収録。 その急逝が惜しまれる珠玉の作品集。
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三左がなぜ武士を捨てたのか・・・
妻の小紋と後輩の与十郎との関わりは・・・
短編になっていて、最後の章で明かされます。
きっぱり武士を捨てた潔い三左。
与十郎の思いと小紋への想いを身を持って守り抜いた三左。
良い物語でした・・・。
北重人さんはこの小説を最期にガンで亡くなりました・・・。
そう思うと、しんみりとした気持ちになりました・・・。
いつもありがとうございます

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