池波 正太郎 「江戸の暗黒街」
![]() | 江戸の暗黒街 (新潮文庫) (2000/03/29) 池波 正太郎 商品詳細を見る |
香具師の元締・羽沢の嘉兵衛、腕利きの殺し屋・岩淵の又蔵、殺しの現場を見た小女おみよ、白痴だが働き者の平次郎。彼らは確かにそこにいたのだ。江戸の街の深く黒い闇の中に。息をつめ、身を震わせ、喘ぎ、時には己れの策謀にまんじりともせず酔いしれながら――運・不運にもまれつつ、与えられた人生を生ききる男たち女たちを濃やかに描いた、「仕掛人・藤枝梅安」の先駆をなす8つの短編。
8話の短篇集。
1話目の「おみよは見た」は、
なんとも救われないやるせない物語です。
触れ合う方向がほんの少し違っていたら、
こんな事にはならなかったのになぁ・・・
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