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千野 隆司  「下り酒一番」三  献上の祝酒

千野隆司
「下り酒一番」三
献上の祝酒

201906下り酒一番

酒問屋の手代の卯吉奮闘物語です。

相変わらず手代の卯吉が、

無理難題を押し付けられて、

ハラハラしながらも無事に解決すると言う流れです。

大店特有の見栄っ張りの女将と

商才も采配も先見の明も持ち合わせていない

長男で現在の主人。

お店の番頭や同輩の手代からも

冷たく扱われる卯吉。

その中で、長男の嫁小菊が、

唯一手助けして労を労ってくれます。

小菊も寂しい身の上と

嫁としての辛い立場でありながらも、

卯吉の懸命な働きぶりを誰よりも評価し協力します。

お店の外には、協力して信頼関係を持つ仲間達がおり、

思わぬ不運も協力し合いながら好転させて行きます。

商売をする上での信用を

何より大事に奔走するまだ19歳の卯吉が

逞しいシリーズものとなっています。



いつもありがとうございます
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千野 隆司  「下り酒一番・分家の始末」第2弾

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困難や難題にも知恵と行動で乗り切る

酒問屋「武蔵屋」の手代「卯吉」の成長物語。

妾の子と言うだけで家族として認めてもらえず、

何かと言うと邪魔されたり、無視されたり、

難題をふっかけられる三男「卯吉」。

先代の父親主人と妾だった母が亡くなり、

卯吉は12歳から丁稚として働き、

19歳でやっと手代になります。

長男も次男も母親も卯吉を家族と認めません。

なんだかんだと難題をふっかけて

店から追い出そうとします。

今回もまた大変な難題が起きます。

分家した次男が騙されて保証人になったばかりに

多額の借金を抱えます。

長男も次男も浅はかで頭が働かない

情けない男です。

手代である三男の「卯吉」が

岡っ引きや叔父や実母の弟などの協力で解決します。

解決しても長男次男とその母親は卯吉を認めません。

まだまだこれからも

大店「武蔵屋」を守るための試練が続きます。

卯吉の片思いの行く末も楽しみなシリーズ物です。



いつもありがとうございます

千野 隆司  「大店の暖簾」

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最近の千野さんのシリーズ物は、

虐げられ辛苦を味わいながら

お家(いえ)の為、お店の為に奮闘し、

出世して行くと言うパターンが多くなっています。

・・・・・・・・・・・

時代小説の捕り物や探索ものって

侍や岡っ引きですが、

こちらの物語はお店の「手代」さんです。

・・・・・・・・・・・・

一番下っ端が「小僧」で次が「手代」ですから、

現代のサラリーマンで言うと

班長とか主任クラスでしょうかねぇ。

上からは厳しい指示が飛び、

下へは手本になるよう自ら動かなければならない。

・・・・・・・・・・・

主人公の「卯吉」は妾の子供です。

ですので義兄達と義母からは、

大変冷たい扱いをされます。

それでも亡くなった父親と実の母親の為、

そしてお店である酒問屋「武蔵屋」の為に

頭を使い身を粉にして頑張ります。

・・・・・・・・・・・

そんな可哀想な立場の卯吉ですが、

同輩や幼馴染や叔父たちと言う

支援して手助けしてくれる仲間もいます。

・・・・・・・・・・・・

苦境になっても遊び呆ける二代目主の義兄や、

見栄っ張りな義母や、

臆病で無責任な番頭と言う、

上に立つ者が不出来である「武蔵屋」の中で、

卯吉はどうやってこれからお店を維持し、

大店としての暖簾を守っていくのか。

・・・・・・・・・・・

作中、命をかけてお店の為に奔走してくれた同輩に対して、

お店としての償いを

義兄・義母にさせるなど

恩義を重んじるあたりの卯吉は、

潔く男らしいです。

・・・・・・・・・・・・

次のシリーズもまた大変な苦労が続くのでしょうけど、

卯吉がどんな風に解決し出世して行くのか

楽しみであります。



いつもありがとうございます

千野 隆司  「野分の朝」

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己の腕を頼りに
懸命に生きる職人を描いた9つの物語。

千野さんは上手いなぁ。

臨場感のある動きの表現は秀逸。

男と女。親と子。親方と弟子。

「仕事はな、
気懸りなことがあっちゃだめなんだ。
落ち着いてやりゃあ、
仕上がりの良さは後からついてくる。

9つの物語の中で特に良かったのは
「木槌の音」

四歳の頃に親に捨てられた嘉藏と
盗人の父親の物語。

桶職人として店を構えた時に借りたお金を
返すことが出来ない嘉藏。

借金を返すために
盗みに入ろうとする嘉藏を押しとどめ、
自ら盗みに入り嘉藏にお金を渡す父親。

傷を受け父親が捕まってしまいますが、
自分の事も嘉藏の事も
一切白状する事なく死んでしまいます。

父親と名乗ることなく
嘉藏の幼い時から今まで、
陰になり見守っていた父親は盗人。

子供のため盗人である事を
隠し通していた父親文五郎。

嘉藏がある時期に身を持ち崩した時も
父親である文五郎がふらりと現れて
苦境を救ってくれました。

そして、最後の仕事だと言って
嘉藏の借金の四両を置いて行ったのでした。

天涯孤独だと思っていた身の上に、
影のように父親である文五郎の姿がありました。

死んで初めて
文五郎が父親である事を理解する嘉藏・・・

千野隆司さんは、
正統派時代小説作家と言う感じでしょうか。

文章に品がある作家さんと思います。



いつもありがとうございます

千野 隆司  「出世侍5」 最終巻。

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農民から武士へと出世を果たす藤吉のサクセスストーリー。

最終巻となりました。

完結したのではなく、

これからが始まりと言う終わり方。

粘り強く優しい藤吉の振る舞いは、

人として男として、まさしく「侍」であります。



いつもありがとうございます

千野 隆司 「出世侍・4」

キャプチャ
最新刊。4巻まで来ました。

田舎の貧しい水呑百姓だった藤吉が、

どんな困難にもめげず一生懸命働き、

武士と言う身分に登っていきます。

とにかく身分が低いと言うことだけで、

堪え難い侮辱や困難が次から次と襲いますが、

藤吉の真面目で信用できる人柄と

人一倍の働きぶりで、良き縁を捕まえていきます。

現代にも反映しながら読むと面白いと思いました。

見ている人は見ている。

人を馬鹿にする人はいずれは惨めな結果が待ち受ける。

藤吉は、苦しかった時から協力してくれた人たちを

出世してからも大事にします。

また、どんなに身分が上がろうとも

共に働く「馬」の世話を一生懸命にします。

特に歳を取って来た馬の世話は誰にもさせず、

自らが朝早くから真心込めて世話をします。

自分の出世の基盤を共に歩んで来た馬を大事にする心根が

殿様にも伝わり出世していくのだと思いました。

新刊も楽しみな一冊です。



いつもありがとうございます

千野 隆司 「入り婿侍商い帖 関宿御用達三」

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家禄三百五十石の旗本家の次男だった角次郎は米屋の大黒屋に婿入りした。関宿藩の御用達となり新米番船で2番に入った大黒屋の商いは順調にみえた。ところが店舗拡大を考え始めた矢先、本所深川一帯で大火事が起こり、大黒屋の店舗も焼失してしまう。無事の倉庫に散りぢりになった家族や従業員が再集結するが、義母・おトクは戻ってこない。取り乱す義父・善兵衛を気遣いつつ、角次郎は商い再開に向けて動き出すが…。

・・・・・・・・・・・・・・・

角次郎にまたまた苦難が到来。

今度は、大火事。

軌道に乗り始めた米屋の店舗も失ってしまう・・・

家族が離れ離れになり必死に探す角次郎。

義母だけが見つからない・・・

義父が探し続けながら、角次郎達は店を再開する。

火事で焼失した店の再開は無理と見て取った取引中止が重なるも

義父が火事で避難する際に助けた老舗米屋に助けられることに・・・。

人が仕事をして行く上で大切な事が物語の端々に綴られています。

苦難を苦難として現実を受け入れ、

その場にとどまる事なく再開しようと力を振り絞る姿は

家族の為地域の人の為の角次郎の性根の強さの現れ。

女房も店の使用人もそんな主人の元で働くので

信用のある人ばかりが集まります。

角次郎は、婿としての遠慮は全くせずに

積極的に真摯な働きぶりをします。

読んでいて動きがあり、スカっと晴れやかになる読後感です。



いつもありがとうございます

千野 隆司 「生きる:札差高田屋繁昌記②」

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士分を捨てるか、妹を売るか。どちらかを選ばねばならぬ――。
豊岡民之助は、妹の久実とともに、庭の畑で茄子の取入れをしていた。
両親を相次いで亡くした、ふたりきりの家族。
収穫の喜びは、何にも代え難い。
だが彼らは、父が遺した莫大な借財によって窮地に立っていた。
民之助は返済の相談のため、札差髙田屋を訪れるが……。
日々の労苦に凛と立ち向かう武家の兄妹。
髙田屋の若旦那・新五郎がふたりに持ちかけた「生きる道」とは。
情味溢れる書き下ろし長篇。


・・・・・・・・・・・・・・・・

高田屋若旦那としてまだまだ新米の次男新五郎。

長男惣太郎は、小さい子供を救って死んでしまいました。

米俵を満載した荷車が、通りの角を曲がり損ね、

すぐ近くに立っていた小さい女の子を救い、

自らは避けることができずに亡くなってしまったのです。

長男惣太郎は生前、次男新五郎に常々言っていました。

「商いが繁昌するのは大切なことだ。

しかし商人だけが儲かるのは、本当の繁昌ではない。

客と共に栄えることが、末永い繁昌に繋がる」と・・・。

あとを継いだ次男新五郎は、兄の教えをしっかりと胸に刻み、

商売抜きで人として借財に苦しむ民之助と妹の力になります。

もう一つの横軸は、新五郎と懇意にしている見世物の興行主天祐(てんすけ)。

天祐の甥にあたる今はやさぐれてしまった宇吉郎を、

実家の田舎へ帰す事。

人を殺めようとする宇吉郎の本当の思いは何なのか・・・

宇吉郎の深い闇と悲しみを見た新五郎と天祐や仲間は、

思いがけない方向で新五郎の商売敵と対峙する事になります。

また、新五郎の兄嫁であるお鶴へのひそやかな想いもあり、

新五郎自身の成長ぶりが楽しみなシリーズとなっています。



いつもありがとうございます

千野 隆司 「霊岸島捕物控 新川河岸迷い酒」

キャプチャ

美貌を武器に、下り酒問屋を切り盛りするお喜和。
その界隈で連続の絞殺事件が発生した。
お喜和の幼馴染みで、
かつて一度だけ深い仲になった岡っ引き五郎蔵は、
年を経ての再会に複雑な思いを抱えながらも犯人を追うが、
裏には利権を巡る思わぬ真相が…
岡っ引き五郎蔵、
男を賭ける!酒問屋の巨利をめぐる陰謀、酒乱による連続殺人…。
昔の女に魔の手が迫った!
著者入魂の書き下ろし長篇時代小説。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・

男っぽい文章で事件を追う正統派ハードボイルド小説。

五郎蔵の探索手腕よりも

手下や娘のお妙の手助けが光ります。

もう少し人間臭い五郎蔵を感じたいです。

クールすぎるかなぁ。

意外性のある結末は、相変わらずの千野小説。

集中して読みきるので寝不足(笑)



いつもありがとうございます

千野 隆司 「霊岸島捕物控 大川端ふたり舟 」

無題
霊岸島が縄張りの岡っ引きの五郎蔵と娘お妙。
生別した母を殺めた賊の容疑者が火事で遁走し、
お妙は危険も顧みず自ら犯人探しに奔走する!
文化三年の大火の江戸で、
すれ違い傷つけ合うも必死に生きる親と子、
男と女を情味豊かに描く長篇時代小説!!


・・・・・・・・・・・・・・・・

現代で言うところのハードボイルド系物語なのですが、

岡っ引きの娘「お妙」が活躍します。

父親の五郎蔵に対する娘ならではの毛嫌いが、

徐々に溶けて行く過程も描かれています。

少々無鉄砲過ぎる娘お妙ですが、

母親が殺され、いてもたってもいられない衝動が

以外や以外に事件の解決の糸口をつかんで行きます。

大火事で焼け出され家族を失った幼い子供達の面倒を

お寺に通いながら頑張るお妙は、心根の優しい娘です。

近寄って来た男に対しての見る目は父親五郎蔵と真逆。

しかし、最終的にはお妙の見る目が勝ります。

事件のからくりも見えない程、次から次と怪しい人物が出現。

最終的には、下手人(犯人)は以外な人物なのですが、

個人的には・・・こういう持って行き方は少々残念かな・・・。

別な流れでも十分ハラハラドキドキで面白いと思いました・・・。

焼け出され行きどころのない子供達の姿がホロリさせられます。

物語に子供達が出るのは、一休みできるような安息感があり好きです。

続編も出ています。

五郎蔵とお妙の父娘のキャラが光りました。



いつもありがとうございます

千野 隆司 「出世侍(二)」出る杭は打たれ強い

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百姓から憧れの武士へと出世した藤吉に、
中小姓として俸禄と姓が与えられた。
ある日、奉公先である永穂家の家宝が盗まれる。
探索を命じられた藤吉は、
上役の辻村覚助から意地の悪い妨害を受け、
唯一の手掛かりを失う。
また追い討ちを掛ける様に嫌味な上役が新たに現れ、
藤吉は窮地に立たされる事に。
出世の道に暗雲垂れ込める、逆境の第二弾。


・・・・・・・・・・・・・・・・・

田舎の百姓から侍へ出世したいとの信念がなければ

一時が万事辛い毎日。

その日暮らしで十分と考える中間の仲間達の中で、

骨身を惜しまず、抜かりなく、しかも常に周りにアンテナを張り巡らせ、

殿様の為に尽くす姿に、大成の基盤作りが出来ている藤吉(とうきち)。

まだ20歳の藤吉が、自ら考え行動し事件を未然に解決するも、

手柄は上の者に持って行かれてしまう。

だが、見ている人は見ている。手柄を上げる事より命を重んじ、

捨て身で働く藤吉に更なる幸運が舞い込みます。

まだまだ続く出世の道。

藤吉と千寿姫のこれからもとっても楽しみ。

若者が努力して大成するお話しに、

応援したくなり見守りたくなるのは、それだけお歳になった証拠だなぁ~(^^)

生き生きとしたリズムある文章で、またたく間に読み終えてしまいました。



いつもありがとうございます

千野 隆司 「夏越しの夜―蕎麦売り平次郎人情帖 」①

ダウンロード
南町奉行所定廻り同心だった菊薗平次郎は隠居し、蕎麦売りを始めた。出汁に拘り、界隈では知られる評判の屋台店となる。ある夜半、平次郎と同じ長屋に住まう夜鷹稼業のおてつの家が、二人連れの男に奪われた。おてつは岡っ引きや町奉行所に訴えるが、物を取られた被害もない上に夜鷹の訴えである事でまともに相手にされない。苛立つおてつに相談された平次郎は単なる物取りではないのでは、と不審に思い探索を始めるが・・・・・・(「覗き見夜鷹」より)。――江戸市井の人々の苦悩や悲しみを救う為、平次郎が陰日なたに活躍する全三篇。待望の新シリーズ第一弾!



いつもありがとうございます

千野 隆司 「浜町河岸夕暮れ」

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岡っ引きの市蔵と手下の直次の捕物帖。

小説推理新人賞受賞作品。

「親子の情なんて、作るもんじゃねえ。

滲み上がってくるものだ。

たとえややっこしい関係になっても、いつかは伝わってくる。

だから、慌てることはないはずなのに。

みつは焦っってしまったのかもしれない・・・。

提燈の明りが、時おり揺れる。

中の蝋燭は、たまに風もないのに揺れて消えそうになることがある。

けれどもじと辛抱強く見詰めていれば、

蝋がなくならない限り、また炎を盛り返すではないか。」




いつもありがとうございます

千野 隆司 「出世侍」①

出世侍

上州の水呑百姓の家に生まれた藤吉は、
下男奉公先で米作りや馬の世話、
雑用など何でもこなす毎日を送っていた。
そんな彼には、いつか農民の身分から脱し、
侍になるという大それた夢があった。
生まれ持った運と知恵を味方に、
藤吉は立派な武士へと出世できるのか!?
身分の壁にぶつかりながらも、
孤軍奮闘する若者の成長を描いた、
痛快時代小説。


・・・・・・・・・・・・・・・・・

田舎の下男が江戸で侍になり出世する物語。

言葉にすると簡単ですが、気が遠くなるような努力と

忍耐の日々。志を持って日々に精進すると言う事の大変さ。

相変わらず邪魔をする者が現れたり、

協力する者が現れたり、とよくある流れなのですが、

めくるページが早くなりがち。

それだけ先を読みたくなります。

シリーズ物なので、続きも楽しみですが、

新刊は来月発行だそうです(^^)



いつもありがとうございます

千野 隆司 「入り婿侍商い帖」①

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旗本家の次男・角次郎は春米屋の主人・大黒屋善兵衛に見込まれて、婿入りした。米屋の若旦那として商売をはじめると、聞いていた話と大違い。店の経営は芳しくなく、妻は自分と口をきいてくれない。角次郎は店を立て直すべく奮闘するが…。妻と少しずつ心を通わせ、力を合わせて商家を再興していく物語。

・・・・・・・・・・・・・・・・

旗本の次男坊から舂米屋(つきごめや)に婿入りして

江戸一番の米屋になるよう家族一丸となって奮闘するお話なんですが、

敵対する大店の米屋からの再三の嫌がらせにも頭と行動と

信頼と粘り強さで克服して行きます。

現代でも当てはまるような理不尽さとの闘いは、

本人はもとより家族と周囲の助けによりめげることなくやり遂げます。

千野さんは、真面目なストーリーでユーモアはありませんが、

女性に対する描き方が嫌らしくありません。

4巻まで出ています。

シリーズでまだまだ続くのでしょうが、

いつの時代も困難に当たる時の対処法は、やはり「人間力」ですね。

運も呼び込みます。真面目だけ正直だけでは運は来ません。

良運を呼び込む為には行動を起こしてこそと思いました。

妻となるお万季(おまき)はある悲しい出来事により声を出せなくなりました。

夫婦としての少しずつ寄り添い合う姿も感動します。



いつもありがとうございます

千野 隆司 「夕霞の女」


神楽坂化粧暦 夕霞の女 (宝島社文庫 「この時代小説がすごい!」シリーズ)神楽坂化粧暦 夕霞の女 (宝島社文庫 「この時代小説がすごい!」シリーズ)
(2014/08/06)
千野 隆司

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「金の切れ目が縁の切れ目」とばかり、
武家の若妻・登世は理不尽にも離縁されてしまった。
途方に暮れる登世は、
神楽坂の岡場所の娼家・夕霞楼の下働きとして雇われる。
境遇の変わりようを嘆く登世だったが、
より哀しい立場の女郎衆を目の当たりにし、
登世の感性が磨いた化粧の技で、
彼女たちの力になりたいと思う。
登世は傾きかけた娼家を再生するために、
新たな一歩を踏み出すのだった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

昔の女性の理不尽な立場から始まる物語。

一話完結の短篇集ですが、登場人物は同じ。

苦界の女達の中で働きながら

一人一人の問題を登世が出来る範囲で助ける。

徐々に登世の周りに味方が増え、

助け合うようになる・・・

千野さんも短篇上手だなぁと思いました。



いつもありがとうございます
蝶が舞うリースの時計
プロフィール

cn7145

Author:cn7145
生れも育ちも仙台。外見も性格もとても地味。物があふれているのが苦手。食べ物の好き嫌いほぼ無し。本と猫好き。好きな言葉「喫茶喫飯」。

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