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映画 「スターライトホテル」





1987年 ニュージーランド映画

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1932年夏、母を亡くしたケイト(グリアー・ロブソン)は、
失業した父親が街で職を探すために預けられた叔父の家での、
欝屈した日々から脱け出すために家出を決意する。

そしてある夜更け、
彼女は警察からの逃亡の旅をしているパトリック(ピーター・フィルプス)と出会い、
二人で旅を続けるようになった。

パトリックはケイトを邪悪な小娘と思っていたが、
ある日農夫が二人を親子連れと勘違いしたことで、
彼女を逃亡の隠れ蓑に利用しようと考えたのである。

パトリックは姉の住むダニーディーンの町にケイトを連れてゆくが、
彼女も貧しく力にはなってもらえない。

おまけに二人は折からの失業者の暴動に巻き込まれ、
離れ離れになってしまう。

いつしか心和ませる大切な相棒となっていたケイトを探して
パトリックは街をさまようが、
二人が再会した頃、警察の捜査の手は近づいていた。

そしてケイトがパトリックに無理矢理連れられていたと思い込んでいた警察は、
彼を撃ち川へ転落させるのだった。

パトリックの死で心の重いケイトが乗り込んだウエリントン行きの船。

そこで彼女は一命をとりとめたパトリックと再会する。

そして喜びを胸にウエリントンに到着したケイトを待っていたのは、
最愛の父親であった。


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「今日はどこに泊まるの?」と尋ねるケイトに

「スターライトホテルさ」と答えるパトリック。





スター(星)
ライト(灯り)
ホテル(岩陰あたりですかね)


「野宿」



岩陰に横たわる2人に夜空いっぱいの星が降り注ぐ・・・・



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この映画は、映像自体が大変美しい

ニュージーランドの広大な草原と空・・・
少女ケイトが美少女です。
青年パトリックもハンサムで美しい風景の中で
2人が大変「絵」になっています。

ストーリー的には大きな衝撃場面があるわけではないですが、
2人の寄り添う雰囲気があるのに、
素直な感情を出せないまま終わるという切なさがあり、
何とも余韻の良い映画です。

ケイトは青年に淡い恋心を抱き始め、
青年が昔の恋人に会うシーンでは、やきもちを焼いてしまいます。

子供と思っていた少女の気持ちを青年も察するようになりますが、
それ以上の感情は持ちません。

青年が姉の所へ行き金銭的援助を申し出る所で、
労働者のデモ隊と遭遇し、少女と離れ離れになってしまいます。
青年は少女を探し、追われている身でありながら警察にまで
乗り込み、親身になってくれない警察署内で暴れてしまいます。
少女の身を案じ必死になる青年の姿が印象的で好きなシーン。

ケイトもまた青年を探しますが、はぐれてしまい
子供である事から、ボランティアの病院施設で保護されており、
シスターの手伝いをしながら身を隠していました。

青年が警察で暴れ傷つき運ばれた施設に、ケイトがいました。

目が覚めた青年のベッドに近付くケイト。
驚く青年にケイトは「しっ!」と黙らせます。
そして

「ズボンのチャックが開いてるわよ」と言います。

どっちが大人か分かりません。


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青年は役所の監査部署におり行政の不正を表沙汰にする為
上司に訴えますが、聞き入れられず、その上司の屋敷に
車で体当たりし、損害を与え、犯罪者として指名手配さていたのでした。


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深夜、再会した青年と少女が施設を抜け出します。

やっと会えた二人はお互い抱き合い喜びあいます。
また2人の旅が始まる矢先、
警察に発見され逃げる二人。
青年は鉄橋で警察の追ってから発せられた銃に撃たれ川に落ち行方不明に・・・
ケイトは、保護され父親の元へ保護司が同伴する事になり、
あの汚いジーンズとシャツ姿から、リボンをつけたワンピース姿に・・・

このワンピースを着たケイト役のグリアー・ロブソンが本当に美しいです。
姿勢がとても良くバレエをやっている子ではないかと思います。


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青年が、オーストラリア行きの船で密入国しようと計画していた事を思い出すケイト。

勘の良い少女はオーストラリア行きコンテナに隠れているだろうと、
保護司の目を盗み船内を探します。


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「パトリック?・・・パトリック?・・・・」

「よう!相棒!
おめかししてダンスでも踊るのかい?」

「パトリック!撃たれたかと思ったわ」

「あんなヘボな弾にあたるわけないだろ」

「どうやって逃げるの?」

「これさ!」と言ってコンテナを指します。


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「これで、お別れだな」

「挨拶をしてなかったな・・・」

と青年が言い、少女に近付き口付けをします。

涙をこぼす少女が

「いつもは泣かないのよ」と突き離すように言います

「じゃあ、これでお別れだ・・・」

「そのペンダントを頂戴」

青年は、大事にしていつも身につけていたペンダントを少女に渡します。


「返してくれよ!

   じゃあな・・・」


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最後は、少女がオーストラリア行きの船を振り向き振り向き去って行きます・・・

コンテナが無事オーストラリア行きの船に積み込まれたのを確認しながら・・・


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神サマも待ってた第2弾!

歌と笑いでこの世を救う、お助けシスター再び登場!

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ローマ法皇まで感動させた(?)前作のおもしろさそのままに、
ウーピー・ゴールドバーグ扮するデロリスが今度は音楽で母校を救う。

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セント・キャスリン修道院のシスターたちは、
社会奉仕先の高校でワルガキ相手にお手上げ状態。

そこで、今やラスベガスの二流スターとして忙しいデロリスに懇願。

そこは彼女の母校でもあり修道院長の頼みとあれば断れず、
お助けシスターの再登場となった。

音楽担当として着任してみると、予想以上の悪童たち。

何とか学校を楽しくしようとデロリスは聖歌隊を提案。

反抗的な生徒たちも心を開きはじめ、ヒップホップ聖歌隊が誕生する。

だがその頃、理事会は閉校の計画を進めていた・・・


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全米からオーディションで選ばれた生徒たちによる合唱シーンは圧巻!!

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「よく来てくれたわ。」

「再会できてうれしいわ」

「シスター・クラレ・・・デロリスだったわね。
本当に懐かしいわ。ベガスへ行けなくて残念だったわ。
見世物になっているとか・・・」

「頑張ってるわ」

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「どうしろと?」

「教師になって彼らを導いて。
子供たちに音楽をおしえて。
あなたの積極的な生き方は、周りの人みんなに感染するわ。
そのパワーを彼らにばらまいて。」

「私はバイ菌なの?」

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「あなたを我が校へお迎えできて、とてもうれしく思っています。
シスター・クラレンス。
彼女の担任クラスは・・・」

「音楽です」

「まだあるのか?」

「かろうじて・・・」

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「今日の課題は乱交よ。意味の分かる人は?」

「サンドラ、質問がありそうね」

「セックスを分かってるの?」

「食べなくてもドーナツの味は分かるわ」

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「第一印象で生徒を判断しないで。正義の戦いを。
サーサムコーダ!」

「何ですって?」

「ラテン語で“勇気を”」

「“さあさ向こうだ”と追い払われたのかと・・・」

「生徒が待ってますよ」

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「悪の花園を仕切るはのはあなたよ」

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あなたが成功したかったら
周りの世界をもっとよく見て

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「音楽クラスの進むべき道が見えたわ。
これに決まりよ。
聖歌隊を作るの!」

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「歌えるかどうかは問題じゃないの。
実力は分かっているわ。
問題はグループとして、いかにまとまるかよ」

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赤字の学校が閉鎖の危機になり、
聖歌隊を作って盛り上げようと生徒たちが奮起しはじめる!

昔の地下音楽室を拠点に一つにまとまり始める生徒たち。

汚い音楽室を発声の練習をしながら序々に綺麗にしていく。
それに伴い生徒たちのまとまりと歌へのレベルが上がる。

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音楽クラスの生徒たちの成果をみせるべく
全校生徒の前で歌う。
一人のボーイソプラノの男子生徒が指名されソロで歌い始めるが
気弱な声でオドオド・・・
クラレンスは基本の発声をさせ励ます。

男子生徒のきれいなソプラノに皆感激!

全校生徒も認める大拍手歓声!

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「聞いて!
州の聖歌隊コンテストに出場を申し込んだわ。
6週間後にハリウッドよ!」

「優勝したら教会本部も見直すわよ。
閉鎖せずに済むかも・・・」

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コンテストの会場での各高校の聖歌隊のレベルが高い。
基本に忠実な各高校の聖歌・・・

クラレンスは、自由に歌わせようと皆でそろえた聖衣を脱がせる。

「好きな格好で歌うのが一番気楽でしょ?」

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ローリン・ヒルがソロで歌い始める。
その歌声が始まると教師の一人が涙を浮かべるシーンが好き。

生徒一人一人が生き生きしていて、
全米からオーディションで選ばれた子たちだけあって、
歌のレベルがかなり高い。

ローリン・ヒル含む女性だけ4人でのコーラスが圧巻!

ジーンズにTシャツ姿でラップもありで踊りながらの歌が、
とにかく盛り上がる映画でした。


もちろん最優秀賞でハッピーエンド!

とっても楽しい映画でした!





プロフィール

cn7145

Author:cn7145
生れも育ちも仙台。外見も性格もとても地味。物があふれているのが苦手。食べ物の好き嫌いほぼ無し。本と猫好き。好きな言葉「喫茶喫飯」。

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