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フリーマーケット   2014.4.27(日)

今日の仙台は、半袖でもいい程のお天気。

絶好のお天気に恵まれ、

猫ちゃんボランティア地域メンバーさんと

フリーマケットして来ました。

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メンバーさん手作りの猫のブローチ。


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ティッシュカバー。


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バンダナ。


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苔玉も手作りです。

他に、シュシュ・ポーチ・コースター・巾着・鍋敷き・・・

すごいオシャレな品物ばかりでした!


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服も100円~400円位とお買い得。


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ほとんど100円~200円位です。


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私は、本を出品。
文庫が50円。
単行本が100円です。
宮部みゆき・宇江佐真理は即効で売れました(^^)


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こちらは、どれでも10円コーナー。
3個位買ってくれると1個オマケしました(笑)
小さいお子さんに人気でほとんどなくなっちゃいました(笑)


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ご年配の方々は、洗剤・食器・料理器具を多く購入頂きました。


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ランチタイムは、メンバーさん手作りの栗ご飯と
三つ葉入りオムレツとスープ。
久しぶりに外で食べるお弁当、
とっても美味しかったです!


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猫の譲渡会も兼ねており、
6頭のうち1頭が譲渡できました!

学校帰りの中学生5人が、猫ちゃん達としばらく遊んでくれました。


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片目の猫ちゃんです。
大人しくてとっても可愛いです。


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何とも愛嬌のあるお顔ですねぇ!


9時~15時までの猫の譲渡会を兼ねてのフリーマーケット。

収益金は、全て活動費に使わせて頂く事を理解して下さって、

品物を購入頂いた上に寄付までしてくださる方々が多くて、

中には、一頭ずつポチ袋に入れて

ゲージの猫ちゃんに置いてくださる方まで・・・。

メンバー達にもお菓子を下さったり、

餌の寄附も頂いたりと、本当に有難かったです。

いろいろ勉強になり有意義な一日でした!



いつもありがとうございます
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羽生結弦君パレード   2014.4.26(土)

今日は大変お天気が良く、薄着で良い程でした。

病院への帰りにちょうど羽生君のパレードが観れました!


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二時間前ですでにこの様子。
病院へ行く時に通りかかりました。
座ってお弁当食べている人もいました。




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病院終わって出て来たらもうこんなに人だかり。




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ここの喫茶店からは真正面に羽生君が見れるので絶好ポイントです!




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おっ!来たぞ!来たぞ~!!


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お手振り可愛い~!!




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けや木を背景に観る羽生君は、後光が射しております!!




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本当におめでとう!!羽生君!!


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いつもありがとうございます

宇江佐 真理 「卵のふわふわ」


卵のふわふわ 八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなし (講談社文庫)卵のふわふわ 八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなし (講談社文庫)
(2007/07/14)
宇江佐 真理

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のぶちゃん、何かうまいもん作っておくれよ―。

夫との心のすれ違いに悩むのぶをいつも扶けてくれるのは、

喰い道楽で心優しい舅、忠右衛門だった。

はかない「淡雪豆腐」、

蓋を開けりゃ、埒もないことの方が多い「黄身返し卵」。

忠右衛門の「喰い物覚え帖」は、

江戸を彩る食べ物と、温かい人の心を映し出す。

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「人はね、当たり前のことがおもしろくないんだよ。
裏返しや逆さまが好きなのさ。
とどのつまり、人って生き物はへそ曲がりなんだよ。
正一郎は、このできそこないのうで卵さ。
のぶちゃん、普通のうで卵にしておやりよ」

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「無用の用でございますよ、旦那」
今助は訳知り顔で応える。
「無用の、用?」
「さいでげす。
あたくしもそうですよ。
お座敷にゃ、きれいどころの姐さんがいれば、
本来、それで事足りるはずじゃねェですか。
ところが、あたくしのような馬鹿をやる者を
わざわざ呼んで下さる。
ねぇ、世の中はおもしろいもんです。
あたくしとご隠居の気が合った訳は、
案外、手前ェの役回りが似通っていたからでしょう」

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舅姑には可愛がられ恵まれているが、

夫との仲がうまくいかず離縁寸前までいく「のぶ」

人と食べ物がもたらす不思議なつながりを軸に

舅から夫婦とは何かを身をもって学ばせてくれる物語です。



いつもありがとうございます

宇江佐 真理 「玄冶店(げんやだな)の女」


玄冶店の女 (幻冬舎文庫)玄冶店の女 (幻冬舎文庫)
(2007/08)
宇江佐 真理

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日本橋の玄冶店と呼ばれる路地で小間物屋を営むお玉は、元花魁。

身請けされた旦那と縁が切れた矢先、

芸妓屋の顔見知りの娘が通う手習い所の師範・青木陽蔵に出会う。

その清廉な人柄に、お玉は強く惹かれるが、

それは世間が許さぬ分を越えた恋だった…。

運命に翻弄されながらも健気に生きる女たちの

切なくて心温まる八つの物語。

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「やい、手前ェ等、何しやがる。
こっちは、ちいと熱いとは思ったが、
後から来るお人のことを考えて、
じっと堪えて入ってるというのに、
手前ェ等は遠慮もなく水を埋めて、
ここは手前ェ等の貸切りかえ?
口を開けば雇い主の悪口三昧、
あまり調子に乗り過ぎて、
おう、そこの地黒のあまっちょ、
後ろに志の田の娘がいることも目に入らねェらしい。
手前ェの一言一句、あまさず今夜の内に
お内儀の耳に入るだろうよ。
ふん、一年こっきりの風まかせの奉公だ?
手前ェは明日の朝、お払い箱よ」

お喜代はいっきにまくし立てた。
二人の女中は青くなって言葉もなく、
その場に突っ立っていた。

「出ました!」
小梅はお玉の耳許に囁いた。
深川芸者だったお喜代は理不尽な場面に出くわすと、
相手が誰であろうと噛みついてゆく。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今まで顔を合わせていた人間がいなくなるのは寂しい。
いよいよ深まる秋ならなおさら。
その中で堀際の小菊だけは風に吹かれてながら、
いつまでも咲いていた。
女隠居の家の前を通る度、
お玉はいやでもその小菊が目についた。
葉も茎もすっかり茶色に枯れているのに、
錆朱の花びらだけは頑固に形を保っていた。
そんな花は嫌いだとお玉は思う。
いっそ、真っ先に花びらを散らしたらいいものを。
辛抱、勘忍。
女の持つ美徳、いや悪徳をお玉は菊の花に感じた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「今まで当たり前のように、お花やお喜代や
青木先生があたしの傍にいたじゃないか。
それがあっと言う間に皆いなくなる。
仕方のないことと思いながら、
あたしはつくづく世の中が恨めしいよ。
去られてみて、あたしは自分にとって、
お花やお喜代や、青木先生がどれほど大事だったか、
どれほどそれによって倖せだったかを
思い知らせたのさ。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


川の流れにできる渦のように皆んなと出会い、
また流れの勢いで渦はほどけ、
てんでんぱらばらにどこかへ流される。
これがひとの世であり、
誰もその流れには逆らえないのだ。

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女の幸せをお玉・お喜代・お花それぞれが向き合う形で

描かれています。

女一人で生きて行く事はできても、

一人の寂しさに耐えて行けるだろうか・・・

現代に置き換えて考えさせられた物語でした・・・。



いつもありがとうございます


宇江佐 真理 「聞き屋与平 江戸夜咄草(よばなしぐさ)」


聞き屋与平―江戸夜咄草 (集英社文庫)聞き屋与平―江戸夜咄草 (集英社文庫)
(2009/07/16)
宇江佐 真理

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夜が更けるとともに、ある商家の通用口に、男がひっそりと座る。

「お話、聞きます」。

与平は人の話を聞く、聞き屋。

姑の愚痴をこぼす嫁、主人への不満を募らせる奉公人。

過去に犯した過ちを告白する者…。

みな、そこで重荷をそっと下ろして家路につく。

聞き料はお客の気持ち次第。

温かい家族に囲まれ、商売も順調。

儲けのためでも酔狂でもない。

与平はなぜ話を聞くのか。

心温まる連作時代小説。

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薬種問屋の大旦那である与平。

三人の息子に恵まれ、それぞれがお店を継いでくれている。

長男が本店。次男は同業のお店へ婿へ。三男は分店。

与平の父親は、先代の店の番頭だった人。

先代の店は、火事で焼失。

その時に先代主人も亡くなり、

借金をかかえていたお店に見切りをつけていた先代のお内儀は、

子供を連れて実家へ行ってしまう。

番頭であった父親が看板を買い取り、一から店を建て直す。

苦労の連続も真面目な仕事ぶりに徐々に繁昌して行く。

長男であった与平も父親の真面目さを受け継ぎ

女中だったおせきを女房にし、地道に仕事に励む。

与平も50を過ぎ、息子たちに店を引き継ぎ隠居生活。

他にやる事がなかった与平が思いついた「お話し聞きます」。

人は誰かに胸のうちを話したいもの。

ただ聞いてくれるだけで良い。

そんな何気ないことから始めた「聞き屋」で

不思議な「縁」が出来ることも・・・。

少しミステリーも含めた人情物です。

与平自身にも実は秘密がありました・・・。

先代の主人が火事で逃げ遅れた事には、

隠された事実がありました・・・。

与平は、誰にも知られる事はないと思っていたのですが・・・

家族・絆・縁・そして生きる事への励み・・・

与平に話を聞いてもらう事により、

それぞれが感じ、学び、成長する物語でした。

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いつもありがとうございます

お刺身定食   2014.4.21(月)

今夜は、お刺身。
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揚げ出し豆腐のあんかけ煮。
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パソコンも大変だな・・・



いつもありがとうございます

北原 亞以子 「妻恋坂」


妻恋坂 (文春文庫)妻恋坂 (文春文庫)
(2007/11)
北原 亞以子

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お町が番附売りの周二と出会ったのは霞ヶ関の坂道だった。

男振りのいい周二から過去の話を打ち明けられたお町は

いつしか恋心を抱いた。

だが周二の話にはたった一つ、

ついてはならない嘘があった―表題作のほか、

江戸の喧騒の中を懸命に生きる七人の女たちの営みなどを

艶やかな筆で描く著者会心の短編集。

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1.妻恋坂
2.仇討心中
3.商売大繁昌
4.道連れ
5.金魚
6.忍ぶ恋
7.薄明り

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

4.道連れ


「帰っとくれ」
と、おしんは言った。
「二度とこないでおくれ」
おすえは、黙って火吹竹をおしんの足許に置いた。
上目遣いにおしんを見たが、
おしんが顔をそむけているのを見ると、
板の間に上がってきた。

「世話になったね」
答える気にもならなかった。
おすえは、少しの間立ちどまっていたようだが、
障子の開く音がした。
布の触れ合うような物音が聞こえてくるのは、
着替えを戸棚から取り出しているのかもしれなかった。

「帰るよ」
背後で嗄れた声がした。

「忘れものをしないでおくれ」

「わかってるよ」
茶の間から表口へ出て行ったらしい。
沓脱の下駄をはく音が聞こえて、
格子戸が開いた。
飴の袋をかかえて、横山町二丁目を表通りから裏通りへ、
裏通りから表通りへと、
幾度もまわっていたおすえの姿が目の前に浮かんだ。

ばかやろう。
娘のうちへ行かれなくなったのは、
わたしのせいじゃねえや。

だが、日傘もささずに横山町を歩いていて、
陽に焼けたおすえの姿は目の前から離れない。

顔も知らない母親も、おしんに会いたさに、
叔母の家のまわりを歩いていたことがあるのではないか。

おしんは、表口の三和土に飛び降りて格子戸を開けた。

「ばかやろう。朝めしぐらい食ってゆきな」

小さくなっていたおすえの姿が足をとめ、
おしんをふりかえったようだった。

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いつもありがとうございます

豚の生姜焼き   2014.4.18(金)

今夜は、豚の生姜焼き。
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絹揚げとしめじの煮物。
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ガオ~ッ!!

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いつもありがとうございます

北原 亜以子 「深川澪通り木戸番小屋」

深川澪通り木戸番小屋 (講談社文庫)深川澪通り木戸番小屋 (講談社文庫)
(1993/09/03)
北原 亞以子

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第17回(1989年) 泉鏡花文学賞受賞


川沿いの澪通りの木戸番夫婦は、

人に言えない苦労の末に、深川に流れて来たと噂されている。

思い通りにならない暮らしに苦しむ人々は、

この2人を訪れて知恵を借り、生きる力を取りもどしてゆく。

傷つきながらも、まっとうに生きようとつとめる市井の男女を、

こまやかに暖かく描く、泉鏡花賞受賞の名作集。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1.深川澪通り木戸番小屋
2.両国橋から
3.坂道の冬
4.深川しぐれ
5.ともだち
6.名人かたぎ
7.梅雨の晴れ間
8.わすれもの

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5.ともだち

 
「おもんさん・・・」
おすまは、お捨のいることも忘れて駆け寄った。

「どうしたのさ。だらしないじゃないか」
知らぬ間に、昔馴染みに会ったような言葉で話しかけていて、
懐かしい人にようやくめぐり合えたような涙がこぼれてきた。

「勘弁しておくれよ」
おもんも、高い熱に息をはずませながら親しげに言った。

「風邪をこじらせちまってさ。ずいぶん待ってくれたんだってね」

「そうさ。来られないのなら、伜さんにでもことづけを頼みゃいいじゃないか。
そうしたら、すぐに見舞いに来られたのに」

「それも、勘弁しておくれよ」
おもんは弱々しく笑った。

「伜なんざいやしない。知らせようがなかったんだよ」

「一人ぽっちだったのかい、おもんさんも」
おすまは遠慮なく涙をこぼしながら、おもんの涙を拭った。
おもんの涙も際限がなかった。

「家ん中を見てごらんよ。何もありゃしないだろ。
着物をとっておいても、くれてやる娘はいない。
金足の簪だって、おっ母さんのかたみだと眺めてくれる者はいやしないよ。
そう考えると、何もかもばかばかしくなっちまってね。」

「わかるよ。わたしの家だって、空っぽだもの」

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いつもありがとうございます

宇江佐 真理 「雪まろげ・古手屋喜十為事(しごと)覚え」

雪まろげ: 古手屋喜十 為事覚え雪まろげ: 古手屋喜十 為事覚え
(2013/10/22)
宇江佐 真理

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これでまた、一緒にうまい酒が飲める――

心やすらぐ人情捕物帳、第二弾!

浅草・田原町で小さな古着屋を営む喜十。

北町奉行同心の片棒を無理矢理担がされ、

今日もまた、誰かのために東奔西走。

そんな中、店先に捨てられた赤ん坊を女房が引き取ると言い出した。

突然父親に仕立て上げられ、戸惑う喜十だったが――。

店の前に捨てられていた赤ん坊を、

養子にした喜十。

ある日、生き別れになった赤子のきょうだいが突然、姿をあらわした。

北町奉行所隠密廻り同心の上遠野平蔵は

四人の子どもをそのまま引き取れと無茶を言ってくるが…。

心やすらぐ時代連作集。

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1.落ち葉踏み締める
2.雪まろげ
3.紅唐桟
4.こぎん
5.鬼
6.再びの秋
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1.落ち葉踏みしめる


 父親を病で亡くして母親と兄妹6人のその日暮らしの新太一家。

14才の新太が一家の稼ぎ頭としてしじみ採りをして売り歩く日々。

母親は幼い弟や妹にも強制してあさりのむき身の仕事をさせる。

日々の暮らしに嫌気がさした母親は、長女を吉原へ売る。

そればかりか、生まれたばかりの末っ子「捨吉」を

どこかに養子に出すか、捨てて来いと新太に命じる・・・。


ある日、古手屋の喜十の店に立ち寄り、しじみを買ってもらった時に、

「うちは二人暮らしだから・・・」の言葉を聞き、

新太は、ここの家で捨吉を育ててもらおうと心に決め、

夜遅くに捨吉をおくるみと手紙を添えて店先の陰に置いて立ち去る・・・


日々が流れても、新太は捨吉の事が頭から離れない。

元気でやっているか、あの夫婦は捨吉を育ててくれているだろうか・・・

新太は、弟の幸太としじみ売りに古手屋に行くと、

捨吉をおんぶした女房が出てくる。

二人は、ちゃんと捨吉を育ててくれていた・・・

安心したその時に、弟の幸太が「捨・・・」と声をかけてしまう。


喜十は、二人に事情を聞き、今後この店には来ない事。

捨吉とは縁を切ったものとする事を約束させる。

新太は罪悪感を抱えたままでいた・・・

母親は妹の身売りの金で働かず酒ばかり飲むようになっていた・・・。

酔った勢いで新太に捨吉の養子先を問い詰める母親。

あわよくば、養子先から金を都合させようとする母親に、

新太はいままでの思いも重なり、憤り、

母親につかみかかる・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

一章目から、せつなくて悲しい物語なんですが、

新太の苦労と弟妹思いが報われるよう期待しながら読みました。

最後の「6.再びの秋」に新太の弟幸太が登場して、

捨吉や妹たちの今後の行方が描かれています。

おそめは捨吉を育てる事によって新たな生きがいを得ます。

捨吉が近所のこまっしゃくれた遊び友達から教えられた

生意気な言葉を発する場面などは、クスクスとなります。

一番苦労して悲しい思いをした新太と対照的に

捨吉はみんなから可愛がられのびのびと育って行きます。

新太は他の弟妹にも強い思いを残します。

その思いが喜十の心を動かし行動します。

出来ることは限られても、助けてくれる人はいるものです。

そんな喜十の日頃の心がけが思わぬ幸運を招きます。

お兄ちゃんである新太の強い思いが喜十に伝わったような、

そんな報われ、泣ける物語でした・・・。

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いつもありがとうございます

小杉 健治 「はぐれ文吾人情事件帖 夜を奔る」

はぐれ文吾人情事件帖 夜を奔る (宝島社文庫 「この時代小説がすごい!」シリーズ)はぐれ文吾人情事件帖 夜を奔る (宝島社文庫 「この時代小説がすごい!」シリーズ)
(2014/04/04)
小杉 健治

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真夜中の小塚原。

浅草の仕置場と呼ばれる刑場に、

文吾は弟分の宗助とともに「あるもの」を運び片づけた、

はずだったのだが…。

気味が悪いのさえ我慢すれば、

一回こっきりで終わるはずの「仕事」が発端となって、

江戸の町の人それぞれ、悲喜こもごもの人生が絡まりだす。

書き下ろし時代小説の人気作家による、

「ちょいワル」文吾の下町人情事件帖シリーズ第2弾!

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最近になって、文吾は今のような暮らしを

あと何年続けられるだろうかと、

ときたま思うことがある。

その思いは、ふいに起こったつむじ風のように

突然やって来るのだ。

引廻しになって死んでいった卯之助のことが、

まだ脳裏に焼きついているからかもしれない。

太く短く生きるのだと決めた卯之助は、

盗人稼業に足を踏み入れた。

だが、そういう人間の末路は皆同じだった。

卯之助もそのことを十分に知っていた。

だから、文吾と知り合ってから堅気に戻ろうと

決意したのだ。

文吾も卯之助といっしょにまっとな商売をやり、

おさんにも手伝ってもらう。

そう夢見た。

それも見果てぬ夢に終わった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


いつもありがとうございます

宇江佐 真理 「夕映え」


夕映え (上) (角川文庫)夕映え (上) (角川文庫)
(2014/03/25)
宇江佐 真理

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夕映え 下 (角川文庫)夕映え 下 (角川文庫)
(2014/04/08)
宇江佐 真理

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常連客で賑わう江戸は本所の縄暖簾「福助」。

おあきと弘蔵夫婦、見世の切り守りを手伝う娘のおてい。

平凡だが幸せな暮らしを営む一家の心配の種は、

風来坊の息子・良助のこと。

奉公先を飛び出し彰義隊に志願したと風の噂で知り、

家族は気が気ではない・・・。

江戸から明治へと、大きな時代の波に翻弄される市井の

人々の暮らしと、いつの世も変わらない親心。

激動の時代を庶民の視点からダイナミイクに描きだす傑作時代長編!

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官軍と幕府軍の対立は激化の一途をたどるばかり。

彰義隊に身を投じた良助は、上野の山の戦に加わると言い、

おあきと弘蔵のもとへ最後の挨拶にやってきた。

お願いだから、生きていて・・・

ただひたすらな親の祈りは届くのか。

江戸から明治へと大きくうねる時代の波は、

人々の人生を容赦なく呑み込んでしまう。

移りゆく世相を克明に活写しながら、

日々を懸命に守ろうとする市井の者たちの

生きざま人情を謳いあげる感動長編!

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「やい!何んだ手前ェ達は。
さんざっぱら大筒で人を殺しておいて、
まだ足りないのか。
確かに、この家の倅は彰義隊に入っていたさ。
そいつは誰が勧めた訳じゃない。
上様のためだと思って倅が勝手にやったことだ。
止められるもんかね。
戦が始まって、おかみさんは夜も寝られないほど心配していたんだ。
線香の匂いがするだろ?
今日だって朝から無事を祈ってご先祖様に拝んでいたんだよ。
生きているのか死んでいるのかわかりゃしない。
てて親はずっと倅を捜して上野のお山を駆けずり回っている。
え?そんな親の気持ちが手前ェ達にはわからないのか。
手前ェ達にも親はいるだろう。
言わせて貰えば、うちの倅だって薩摩っぽに雇われた浪人に
殺されたんだ。
誰にも文句のつけようがなかったよ。
泣き寝入りだ。
これ以上、手前ェ達の勝手は許さないよ。
家の中を改めるだ?
もしもいなかったら、どう落とし前をつけるんだ」
おすさは凄い形相でまくし立てた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

「こいつは江戸の夕映えなんだな。
薩長が関ヶ原の仇を討つかのようにご広義を倒し、
それから幾つも戦があって、
とうとう江戸の時代は踏ん張り切れずに幕引きしちまった。
見ねェ、おあき。
きれえなもんじゃねェか。
いいこともたくさんあったから、
忘れねェでおくんなさいと、
最後の最後に渾身の光を放っているのよ。
おれはそんな気がするな。
こんな夕映えは東京にいたら滅多に見られねェよ」

・・・・・・・・・・・・・・・・・

「いつの時代も生きて行くのは切ねェものよ。
だから人は、昔はよかったと愚痴をこぼすのよ。
昔だって、必ずしもいいことばかりがあった訳じゃねェのによ。
過ぎたことは、皆、よく思えるんだろう」

・・・・・・・・・・・・・・・・・


いつもありがとうございます

卯の花・ポテサラオムレツ・麻婆茄子   2014.4.2(水)

今夜は、卯の花。
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戻ししいたけ・ちくわ・ごぼう・人参・ひじき・油揚げ・ねぎ。

油で材料を炒めて、しいたけの戻し汁・だし醤油・酒・みりん・砂糖

で味付け。

おからを入れて更に炒める。

水分がなくなって焦げ付くので水を少し入れて、

更に味をつけて出来上がり。

おからって一袋とか一パックが50~60円と安いんですけど、

量が多くて、しやましちゃうや~(持て余してしまいますワ)。

なにも冷凍すれば良い話なんですがね・・・


麻婆茄子。
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昨日、多目に作ったポテトサラダに卵をまぜて

オムレツにしました。
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多目に作ったポテサラは、マヨネーズで味付けせず保存すると、

いろいろリメイクレシピできますよネ。




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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

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いつもありがとうございます

カツ丼   2014.4.1(火)

今夜は、ヒレカツ丼。

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今日の仙台は、

お天気も良く、風もなく、お花見にはもって来い!

蕾だけど・・・

あと一週間位で咲き始めそうなので、

どうかどうかお天気でありますように!


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いつもありがとうございます
プロフィール

cn7145

Author:cn7145
生れも育ちも仙台。外見も性格もとても地味。物があふれているのが苦手。食べ物の好き嫌いほぼ無し。本と猫好き。好きな言葉「喫茶喫飯」。

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