藤沢 周平 「夜の橋」

9つの短編。
表題の「夜の橋」
博奕に溺れた民次のせいで夫婦別れしたおきくが、
半年ぶりに民次を訪ねてきます。
嫁に欲しいと言っている人がいると、
民次に相談に来るのですが、
心の底では、民次とやり直したい、
再婚話を止めて欲しいと思うおきく・・・
もう自分には関係ないと
一旦は突き放す民次でしたが、
相手が博打にはまる番頭で、
おきくを金づるにする魂胆であることを突き止め、
危険を顧みず相手の男と対峙します。
どん底に落ちて改めて当たり前の暮らしに
目覚める民次。
おきくの民次を想う気持ち・・・
気持ちを受けとめ体を張る民次・・・
二人の再起の物語でした。
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