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向田邦子 新春ドラマスペシャル 「花嫁」



東京は根津界隈の片倉家。
この家の亡くなった主人・浩三の七回忌の日、
無事法要を終えてほっと一息の妻・ちよ(泉ピン子)に、
別居している長男の良一(佐野瑞樹)が改まって話があると言い出した。

家の立ち退きを期に、自分たちと同居しないかと提案する良一。
それに対し、ちよは住み込みで家政婦をすることに決めているという。
良一と妻の雪子(京野ことみ)は自分たちが笑われると反対するが、
ちよは意に介さない。


そのやりとりを聞いていた長女の節子(小林綾子)は、
ちよに縁談があると割って入った。
相手は浩三の親友の黒崎宇一(小林稔侍)。
小さな会社を経営している黒崎は3年前に妻を亡くしている。
子どももおらず、老後の蓄えもたっぷりある。
条件は申し分ないと強く勧める節子に、
次女の巴(仲間由紀恵)はちよが可哀想だと猛反対し、兄妹喧嘩が始まる。

その頃、ちよに正式にプロポーズした黒崎も
実の妹の波子(岸本加世子)に再婚の決意を告げる。
相手のことは何も話さない兄をいぶかった波子は、
自分でちよのことを調べ上げ、家まで押しかけてくる。

そんな矢先、黒崎の会社が倒産する・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


このドラマでとても印象に残るのは、立てつけの悪い引き玄関。

玄関の上を少し持ち上げないと開け閉めがうまく行かない。

上がり框から廊下に上がると「ギーッ」と音がなる程の安普請の古い家。

最後、母親が嫁ぐ日次女巴が廊下で母親へ語る言葉を

ちよは「ギーッ」と廊下を踏みつける事で返事をする。

「帰りたくなったらいつでも帰っておいでね」

「ギーッ」

「病気になったら私の病院へ来るんだよ」

「ギーッ」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


昭和な家の雰囲気がとっても懐かしくステキでした。

手動でネジを巻く柱時計を毎日かかさず巻いて寝るちよ。

こういう時計は一日でもネジ回しを怠ると故障するそうです。

またボーンボーンと時報が鳴っている時にネジ巻しても壊れるそうです。

こんなワンシーンワンシーンに凝っているドラマでした。

丁寧な撮影方法と設定に目新しさも感じつつ懐かしさとほのぼのさに

最後まで見入ったドラマでした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

一番感動したと言うか、さすがだなぁと思ったのは、

再婚相手黒崎の妹役の岸本加代子さんでした。

このドラマは何度かドラマ化していたそうで、

以前は、次女役巴を岸本加代子さんが演じたそうです。

今回は意地の悪い妹役でしたが、

岸本加代子さんの演技は素晴らしい!

「お腹に物をためて置けないのよ私!

だからはっきり言うけど、兄とあなたの結婚は反対です!!」

これが、初対面のちよと妹岸本加代子さんのセリフだったのですが、

はぎれの良いセリフ回しと、間の取り方、目付き・はっきりとした声。

どれを取っても本当に上手でした。

再婚は兄の財産を狙っていると誤解した岸本さんは、

後にちよに土下座して謝るのですが、

このシーンがまた、おばさん丸出しをうまく演技しておりまして、

人気の仲間由紀恵さん・可愛い川島 海荷さん・安定の小林稔侍さん・

何より存在感と演技派の泉ピン子さんより

私は、演技派女優岸本加代子に感動しながら見ました。





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Author:cn7145
生れも育ちも仙台。外見も性格もとても地味。物があふれているのが苦手。食べ物の好き嫌いほぼ無し。本と猫好き。好きな言葉「喫茶喫飯」。

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