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安住 洋子 「遥かなる城沼(じょうぬま)」


遙かなる城沼遙かなる城沼
(2014/09/26)
安住 洋子

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人の絆の大切さを描いた書き下ろし時代小説

館林藩の武士である村瀬家の長男惣一郎は
弟や妹、友人と塾や道場通いを続けていたが、
藩校に行くことになった弟に幼馴染みの寿太郎が乱暴し、
惣一郎から離れていった。

父源吾は、罪人を逃がしたことで家禄を減らされていたが、
何か事情がありそうだった。

そのうち成長した惣一郎は、
病に倒れた父に代わって藩の仕事を行うようになる。

そんなある日、
筆頭家老の岸田が殺された。
表向きは、病死とされた。
それは藩を二分しての内紛が背景にあり、
源吾は牢破りの件もその派閥争いと関わりがあると、
真相を語ったのだった。

やがて、浜田藩への国替えが決まる。
嫁を迎え子どもの生まれた惣一郎は、
家族とともに、主君の松平斉厚に従った。
そこに故郷に帰りたいと、寿太郎からの手紙が届く――。


特別な才覚がないことに悩みつつも誠実に生きる惣一郎。
ひとりの男の成長を人情味あふれる筆致で描きながら、
愛情や友情の大切さを謳い上げる感動の長編時代小説。


・・・・・・・・・・・・・・・・・

下級武士の物語ですと
お家騒動を縦軸に
若い藩士の思いと理不尽さを横軸になる流れかと
思っていたのですが、
純粋な青春小説ですね。

父や母を尊敬し、弟や妹、そして学問と剣術に共に
学びあった友を大切にする惣一郎の姿が
大変清々しく描かれています。

城沼に咲く見事な躑躅(つつじ)の描写をはじめ
故郷に対する思い入れの表現が
気持ちよく伝わってきます。

安住さんの作品はどれも好きなので、
単行本で買うのですが、
文庫版も出るとやっぱり文庫も買っちゃいます。
安心してゆったりとしながら読める
好きな作家さんの一人です。



いつもありがとうございます
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Author:cn7145
生れも育ちも仙台。外見も性格もとても地味。物があふれているのが苦手。食べ物の好き嫌いほぼ無し。本と猫好き。好きな言葉「喫茶喫飯」。

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