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藤原 緋紗子 「恋椿―橋廻り同心・平七郎控①」

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永代橋―桜の季節、愛しい男を待って橋の袂に佇む女。
一石橋―生きる希望を与えてくれた母子のために、
命をなげうつ男。
紀伊国橋―島送りになった夫のために春をひさぐ女。
元柳橋―仇と追われながらも、清冽な愛を貫く男と女…。
北町奉行所の橋廻り同心である立花平七郎と、
読売(瓦版)屋の女主人・おこうの
人情味あふれる活躍を描く書き下ろし時代小説。


・・・・・・・・・・・・・・・・・

平七郎は妙の話を告げ、黙然としている格助の顔を窺った。
格助を挟むようにして、
三人は不動尊内に店を張る茶店の台に腰かけている。

その茶店が大きな桜の木の下にあるものだから、
葉の茂る桜の枝が風に揺れるたびに、
葉の影と木漏れ日が、
緊張した格助の顔に紋様をつくるのである。

雨上がりという事もあり陽射しは柔らかだが、
地に落ちる光は白く、
それは真夏の照りが、すぐそこまで来ていることの証だった。


・・・・・・・・・・・・・・・・・

物語は橋の見廻り同心と言う事で、

本来の仕事は事件解決ではなく、橋の不具合や故障などの見廻り。

仕事としては閑職扱いですが、

実際は平七郎の見廻りの最中に起こる事件を解決する物語となっています。

物語の流れも柔らかく、女性作家さんらしい品も感じました。

文章表現も素敵でまたまた好きな作家さん見っけ!(^^)



いつもありがとうございます
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Author:cn7145
生れも育ちも仙台。外見も性格もとても地味。物があふれているのが苦手。食べ物の好き嫌いほぼ無し。本と猫好き。好きな言葉「喫茶喫飯」。

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