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平岩 弓枝 「旅路 上・中・下」

ダウンロード (1)
北海道の鉄道を舞台に、大戦をはさんだ激動の時代を力強く生きる人々を描く、
愛と感動のドラマ。
大正14年11月の朝、室伏雄一郎は、父と母の二つの骨壺を持って函館本線の乗客になった。
父嘉一が死んだのは10年前、雄一郎が10歳のときだった。
嘉一は故郷の須賀利を出て死ぬまで25年間、一度も故郷に帰らなかった。
5年前に胃潰瘍で死んだ母も同様だった。
雄一郎は無給の駅員見習のちにやっと本雇になり、
今、故郷の南紀州の墓に両親の骨を納めるために旅立つのであった。


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室伏雄一郎は、両親の故郷、南紀州尾鷲の素封家中里の次女有里と結婚した。
雄一郎は小樽から釧路へ転勤し、妹の千枝は釜たきの岡本良平と結婚。
横浜の姉はると伊藤栄吉の仲はなかなか進展しなかったが、
雄一郎に長男秀夫が誕生し、千枝にも七か月遅れて長女雪子が生まれた。
昭和六年満州事変、翌年早々には上海事変が起こり、
平穏な北海道の日々も、時代の暗雲の中に包み込まれていった。


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ダウンロード (2)
昭和9年に丹那トンネルが開通、室伏雄一郎は助役になった。
中国大陸における戦火が拡大していく中、姉はると伊藤栄吉の婚儀が北海道で挙げられるが、
これが北海道での明るい最後の祝事であった。
新婚早々の栄吉が、妹の夫が、そして雄一郎が、次々に出征し、大陸に渡る。
戦火が室伏の平和な家庭を、幾十万の平和な家庭をずたずたに引き裂いていったのである。


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戦争を挟むと物語は激変します。

女性も男性も相手を想うあまり身を引いてしまうあたり

昭和だなぁと思いました。

苦労を苦労と思わず当たり前のように働く人々。

最終章では悲しい結末になりますが、

それでも生きた証を大切に力強い雄一郎と有里。

人の縁を大事にした二人の人間性の美しさが感動します。



いつもありがとうございます
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生れも育ちも仙台。外見も性格もとても地味。物があふれているのが苦手。食べ物の好き嫌いほぼ無し。本と猫好き。好きな言葉「喫茶喫飯」。

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