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平岩 弓枝 「肝っ玉かあさん」



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東京は原宿のそばや「大正庵」のおかみは太っ腹で、
世話好きで、涙もろくて、と三拍子それったお人好し。
加えて目方も女にしては並はずれた横綱級で、
ひと呼んで、“肝っ玉かあさん”。
このユニークなかあさんを主人公に、
大正庵をめぐるさまざまな悲喜劇と人間模様を
軽妙のタッチで描く長編小説
(かつての人気TVドラマの原作)

・・・・・・・・・・・・・・・

どこにも人生はあるのだと、五三子(いさこ)は想った。
人は人に支えられて生きている。
自分の幸せを自分が作ったと思うことの、
恥知らずを五三子は考えていた。

いつか、親と子が別れるべき日が来たら、
どんなに辛くとも、
肝っ玉のあらん限りの勇気を持って、
自分も新しい天地を求めねばならなかった。

それまでは、今日も明日も、
大正庵の肝っ玉かあさんであった。


・・・・・・・・・・・・・・・・

日本のお母さんと呼ばれた京塚昌子が五三子を演じて、

ホームドラマとして愛された物語でしたネ。

とにかくあんなに太っていて動くのも大変そうなのに、

汗をかきかき、あっちにこっちに体だけでなく、

神経も使っていた五三子。

母親として、祖母として、姑として、蕎麦屋の女将として、

はたまた一人の女性として、

それぞれの立場からの想いを描いています。

母親から見た長男一(はじめ)や、娘である三三子(みみこ)の事。

長男夫婦の一人娘を見る祖母としての事。

長男の嫁に対する姑としての事。

夫を戦争で失い女手一つで二人の子供を育てながら

長年蕎麦屋を営んでいる女将としての事。

偶然再会した幼馴染とのささやかな男女の想いの事。

いろいろな立場を五三子を通して、

共感なり、せつなさなり、もどかしさなり、哀しさなりを得る事が出来ます。

ネットでも観る事が出来るこのドラマの中の

肝っ玉かあさんを演じた京塚昌子がちょっとアドリブっぽいしぐさや

セリフ回しが優しくて、ユーモアもありほんわかします。

優しさや思いやりが基盤になっていてホント癒されます。

こういうホームドラマまた観たいなぁ。

再放送してくれないかなぁ。



いつもありがとうございます
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生れも育ちも仙台。外見も性格もとても地味。物があふれているのが苦手。食べ物の好き嫌いほぼ無し。本と猫好き。好きな言葉「喫茶喫飯」。

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