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宮本 輝 「命の器」

キャプチャ

どんな人と出会うかは その人の命の器次第なのだ。

私は最近、やっとこの人間世界に存在する

数ある法則の中のひとつに気づいた。

「出会い」とは、決して偶然ではないのだ。

でなければどうして、「出会い」が、

ひとりの人間の転機と成り得よう(本文より)。



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宮本輝さんのエッセイはお初読み。

小さい頃から大学そして社会人になってからの話。

一人っ子で存分に甘やかされて育ったという宮本さん。

お父さんの事業が失敗してどん底の貧乏を味わい

数年間を親戚に預けられた事。

お父さんの晩年は悲しいもので終わる。

宮本さんは若いころは飲む・遊ぶ・スポーツをする・・・

と活動的で大学の時はテニスクラブに入っていたそうですが、

同好会のような甘いものではなくハードな本格的なクラブ。

大学を卒業して就職はしたけど、

「不安神経症」というノイローゼ、

今でいうパニック障害とかうつ病となるのでしょうか、

その病気も発症した事と、

どうしても小説家になりたいと言う思いが強く

5年で退職して本格的に物書きになったそうです。

『泥の河』で太宰治賞。

『螢川』で芥川賞。

泥の河に関してはかなりご苦労されての執筆だっただけに

小説家としての原点となった作品とお見受けしました。

エッセイの中に犬好きの様子が描かれていたのですが、

昔の動物の飼い方でもあり、

大らかな育て方と哀しい看取りも胸を打ちました。

表題の「命の器」の章での名言とも言える言葉に

すっと胸の奥に入って心に留めておきたくなります。

「出会い」とは偶然ではなく「必然」

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自分という人間を徹底的に分析し、

自分の妻を、あるいは自分の友人を、

徹底的に分析してみるといい。

「出会い」が断じて偶然ではなかったことに

気づくだろう。(本文より)




いつもありがとうございます

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Author:cn7145
生れも育ちも仙台。外見も性格もとても地味。物があふれているのが苦手。食べ物の好き嫌いほぼ無し。本と猫好き。好きな言葉「喫茶喫飯」。

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