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女性作家時代小説アンソロジー6選  「なぞとき」

2021100501なぞとき

和田はつ子 「五月菓子」

梶よう子 「煙に巻く」

浮穴みみ 「六花の涼」

澤田瞳子 「人待ちの冬」

中島要 「うき世小町」

宮部みゆき 「鰹千両」

・・・・・・・・・・・・・

澤田瞳子さん・中島要さん・宮部みゆきさんの

三作品が面白くて印象に残りました。

・・・・・・・・・・・・

特に宮部みゆきさんの「鰹千両」は

茂七親分シリーズの中の作品で

粋な江戸っ子の岡っ引き親分の

采配となぞときが見事です。

市井ものなので庶民の生活の雰囲気も

程よく描かれています。

棒手振りの魚売りにある時

「鰹を一匹千両で買いたい」と

大店の主人から驚きと奇妙な

申し出があったことから

茂七は何かあると探索します。

親が子を思うせつない流れ・・・

千両より価値のあるものとは・・・

茂七親分の誰も傷つく事なく締める

男前な解決方法が光っています。





いつもありがとうございます
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生れも育ちも仙台。外見も性格もとても地味。物があふれているのが苦手。食べ物の好き嫌いほぼ無し。本と猫好き。好きな言葉「喫茶喫飯」。

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