女性作家時代小説アンソロジー6選 「なぞとき」

和田はつ子 「五月菓子」
梶よう子 「煙に巻く」
浮穴みみ 「六花の涼」
澤田瞳子 「人待ちの冬」
中島要 「うき世小町」
宮部みゆき 「鰹千両」
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澤田瞳子さん・中島要さん・宮部みゆきさんの
三作品が面白くて印象に残りました。
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特に宮部みゆきさんの「鰹千両」は
茂七親分シリーズの中の作品で
粋な江戸っ子の岡っ引き親分の
采配となぞときが見事です。
市井ものなので庶民の生活の雰囲気も
程よく描かれています。
棒手振りの魚売りにある時
「鰹を一匹千両で買いたい」と
大店の主人から驚きと奇妙な
申し出があったことから
茂七は何かあると探索します。
親が子を思うせつない流れ・・・
千両より価値のあるものとは・・・
茂七親分の誰も傷つく事なく締める
男前な解決方法が光っています。
いつもありがとうございます

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