時代小説傑作選 「はなごよみ」

①中島要「吉原桜」
②廣嶋玲子「桜の森に花惑う」
③梶よう子「あじさい」
④浮穴みみ「ひとつ涙」
⑤諸田玲子「縁の白菊」
⑥宮部みゆき「侘助の花」
・・・・・・・・・・・・・・
四季折々の花々をテーマに物語が描かれた短編集。
・・・・・・・・・・・・・・
浮穴みみ「ひとつ涙」が良かったなぁ。
幼なじみとの気づかなかった想いが実るお話。
朝顔の花を育てるのが下手くそな「おまき」。
「おまき」を幼い頃から想っていた「丈二」。
二人に共通の親しい兄貴分と、
兄貴の想い人との恋が実る流れから、
二人の想いも近づく。
しっかり育てようと丈二がおまきに持って来た朝顔の鉢が
二人の幸せな行く末を示していて、
読後感がとても爽やかでした。
いつもありがとうございます

- 関連記事
-
- 時代小説傑作選 「はなごよみ」 (2022/12/20)
- 星 新一 「妄想銀行」 (2022/05/23)
- 早見 和真 「かなしきデブ猫ちゃん」 (2021/07/11)
- 藤野 千夜 「じい散歩」 (2021/06/02)
- 平松 洋子 「おとなの味」 (2020/06/18)
スポンサーサイト